第二話
俺は取りあえず会社を
「え? マジっすか?!
俺は取りあえず、
それから俺は、先輩で俺が入社した時から
「ああ。慶介のことは、
俺は、頭を下げて伝えた。
「はい。突然のことで、申し訳ありません」
すると亘司さんは、笑顔で聞いてきた。
「いいって、いいって。お前、人と会話をすることが苦手だろ?」
俺は、正直に答えた。「はい」と。そしてさすが、亘司さん。それも
「今は一つの会社に、ずっといる時代じゃないんだよ。お前が、本当にやりたい仕事をやればいい。今度は、あまり人と会話をしない仕事をするのか?」
俺は再び、正直に答えた。
「いえ、次の仕事は考えていません。まずはキャンプに行くことだけは、決まっています」
するとさすがに、亘司さんは
「次の仕事は、まだ考えてない?! 決まっているのは、キャンプに行くことだけ?!」
少しして、再び亘司さんは笑顔を見せた。
「なるほどな、それもいいかもな。何だかお前が、うらやましいよ……」
そして亘司さんと、
「まあ、何でもいいさ。お前はお前の、やりたいことをやればいいんだ。それじゃあな」
そして他の仕事の引継ぎをして、仕事が終わると俺はアパートで
それから俺は、キャンプに行くためにはどうすればいいか考えた。そしてまずは、場所を決めることにした。だがこれには、すでにアイディアがあった。長野県のZ市だ。以前テレビ番組で
そしてキャンプ道具は、近くのリサイクルショップで買うことにした。そうすれば安く手に入るし、今はリサイクルできるモノはリサイクルする時代だと思ったからだ。その時、ふと思った。キャンプ道具を、どうやって長野県のZ市まで持って行く? 俺は最初はそこまで、新幹線で行こうと思っていた。だがキャンプ道具一式を持って新幹線に乗るのは、ちょっと無理がある。
俺は、考えた。キャンプ道具一式を運ぶとなると……。すると、アイディアが浮かんだ。そうだ、
次の日、会社に行ってみた。すると慶介は亘司さんと、話し込んでいた。早速、分からないことを聞いているんだろう。そして俺に仕事のことについて聞いてくる人は、いなかった。俺はもうこの会社で、やることは無いんだなと思った。だから、今日の
「仕事の引継ぎは、もう終わったのか?」
俺が「はい」と答えると、課長は「それならいい」と休暇を認めてくれた。だから俺は、すぐに会社を出た。そして、リサイクルショップに向かった。
俺が向かったのは、
次に近所の、中古自動車店に行った。今、
それから、アパートに帰った。昼飯がまだだったので、ひじきの
次の日に中古自動車店に行ってみると、驚いた。軽トラが、真っ白でピカピカになっていたからだ。もちろん整備もしたが俺が買いそうだったので、
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