第37話 沼尻の戦い・始末
戦は佐野宗綱が死んだことで大きく展開した。
佐竹軍が2分され、一軍が包囲され、後に殲滅された。
そして残ったもう一軍は後ろにいた多目軍が太田資正の旗を持って現れ、佐竹・佐野軍に突入。合戦場は大混乱に陥った。それと時を同じくして由良・皆川軍を氏照が撃破。多賀谷、結城はそれを見て撤退した。残った左翼のみでは支え切れるはずもなく、左翼も潰走した。
これにより沼尻の戦いは決着を迎えた。
そして由良家の居城、館林城を現在攻城していた。
国繁「
国繁は頑強に抵抗し、兎々呂城主、南條重頼などが討ち取られると、一転して兵糧攻めを行いはじめた。それと同時に長尾顕長も北条家に抵抗を示した。
幻庵「フォフォ。これは面倒臭いのう…これ、わしが交渉でもしてくるかのう。お館様!条件は城を取り上げるのみでよろしいので?」
氏直「ああ。頼みます。幻庵じい」
幻庵「まだじいと呼ばれる年でもなかろうて(80歳)」
四郎「(かなりの小さい声で)かなり高齢だと思うけど」
そういうと幻庵様はこちらを睨み、
幻庵「ギロ!まだ年寄りではないわ」
と言った。ギロは言わなくていいんじゃ?
綱成「年齢の話はしない方がいいぞ。大叔父地獄耳だから」
四郎「先に言って欲しかったわ」
葉月「まぁまぁ」
四郎「んで、交渉の条件はどうするんですか?」
幻庵「ま、あやつらも兄弟の命を失うのは辛いだろうて。そしたらこんな条件になるさな」
・館林城を明け渡す。
・新田城にいる長尾但馬守顕長の降伏を手伝う。
・城内にいる兵及び将の命を保証する
・由良信濃守国繁及び長尾但馬守顕長は桐生城に移る
結果、由良国繁及び長尾顕長は城を出て降伏した。これに対し、真壁氏幹は激怒して佐竹義重に対して「手抜之刷、前代未聞存候」という怒りの文書を送っている。
四郎「あなたより大切なものはないってのになぜ人は死にたがるんだか」
師走「それはの、人それぞれじゃ。それぞれの思惑が絡み合ってこの世界は成り立っている」
びっくりした!何かのお爺さん
師走「お主は
四郎「!」
師走「お主はここにいるべき物ではない。未来に帰れ!」
四郎「帰れてたらそうしてますよ。でも元々未来の世界で死んでるんですし戻る方法分かりませんし」
師走「伊賀の里に12の宝石を持っていけ。そうすれば全てを知ることができる」
そう言って老人は白色の宝石を渡してきた。
師走「これがひとつだ。この12の宝石を持っているものは関東にから出れない。ただ全ての宝石を集めると、関東から出ることができる」
そういうと老人は消えた。ただ12の宝石、それが強く頭に残った。
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