第15話 北条家
四郎「私の名はー尾ノ道四郎忠吉と申します」
氏直「四郎…文月殿の御息子か…」
そう言って虚空を見つめる氏直様。何かやらかしました?うちの父。
四郎「ええ…父とお知り合いなのですか?」
氏照「少し色々あってな…でも文月殿の御息子ならば大丈夫だろう…」
シュードン
四郎「なんの音?」
氏照「うーじーなーがー!」
氏長「ええぇ、もう…甲斐!梶原殿!」
四郎「あれは…大筒ですか…勝手にうっちゃダメなやつじゃ…」
甲斐「空砲だからいいでしょ?」
うわ!いきなりきた!
景宗「俺は甲斐に無理やり…」
氏照「それを止めるのがお主の役目だろうが」
景宗「そんな無茶な…」
ドタドタ
氏邦「兄上!今すぐ戻って!徳川が攻めてくる!って…これはこれは…長月殿の御嫡子ですか?」
氏照「よく気づいたな…俺はなまえをきくまでわからなかったよ…」
氏邦「顔が似てる…ってそんなこと話してる暇はないよ。鳥居元忠の2000が八王子城目指して進んできてる」
氏照「そうか…お館様、左京大夫(氏勝)と上野介(康英)を借ります」
氏直「わかった。氏照叔父上、御武運を」
氏照「ありがたく」
氏照様と氏邦様は小走りで出ていった。
ズザッと
うわ!スライディングで飛び込んでこないでほしい…北条家はなんでこんなに奇抜な人しかいないの?
氏直「いつも言うけどそれやめてくれ。心臓にくる」
貞運「あーまた揺れた…もうやめてくださいよ氏繁(常陸守)殿…」
北条氏繁「もう癖でな…安房の里見がくる。氏勝を連れて行きたいんだが…」
氏直「氏勝なら氏照叔父上が連れてったぞ」
氏繁「ハァ、なら備前(景宗)を連れてくか…」
氏直「今なら甲斐もついてるぞ」
四郎「んなハッピーセットみたいな…」
氏繁「うわ!そうだった…」
景宗「仕方ないで俺を連れてかないで(T . T)」
甲斐「うわってひどくない?うわって」
氏繁「じゃあ兵衛大夫(康長)と豊前(間宮康俊)を連れてくわ」
氏直「わかった。二人には」
氏繁「わかってる。俺から話しとくよ」
氏直「武運を祈る」
氏繁「ありがたく」
四郎「…」
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