新1話

一年間、寮で暮らしている。


 最初は仲が良かったが、今は楽しく一人を満喫中。

 さっきから、ノックがうるさい。鍵は閉めているし、専用の部屋なので、開ける必要はない。とりま寮長にこのことを連絡して、ヘッドホンを付けて音を聞こえないにしてゲームをする。


 オンラインゲームを始めると、

  メッセージが99件以上届いています。


相変わらず多過ぎ。また見ないで非通知にと・・・


 この開始画面も見慣れたな。

  

 オンラインゲームをやり続けてトイレに行きたくなり、流石に出ることにした。


 「アンタ!!」


「なんすか?」


「なんでノック無視するよ!」


「ごめん。聞こえてなかった。」


 「アンタが返事しないから寮長にまた怒られたじゃない!」

 

 前にもしつこくノックして来たことがあり、寮長が注意してくれた。


「それは良かった・・・じゃなくて、大変でしたね。」


「わざと間違えたでしょ」


「わざとです。」

  

 「・・・とりあえずご飯作りなさいよ!」


「嫌ですけど、」


「はぁ、いつもみんな楽しみに待ってるんだから。」


「嘘ですよね。あと、俺と寮長は食べ終わったので、あとトイレ行くんで、どいて下さい。」


「どかない!アンタが作るって約束するまで、」


はぁ


「ちょ、アンタそれを押すのは辞めて。」


「いや、押しますよ。」

 防犯ブザーを押した。


 すると真っ先に寮長がやって来た。


「またか!さっき言ったばかりなのに!また迷惑かけて!!」

 春さんは連れて行かれた。


 思わずため息が出た。

ーーーーーーーー

 この寮は、基本的に自分で用意することが条件だ。

 

 さっきの春さんはかなり栄養が偏った物を食べることが多く金使いも荒かったので、最初は料理を作ってあげた。


 それからは毎日食べるようになり、気が付けば寮長含めて皆で食べるようになった。

 他の人の生活も少しだけ、サポートをする気で洗濯や、掃除、愚痴や相談を聞くことも沢山あった。そんなことを繰り返すうちに寮のみんなと仲良くなれた。でも段々が態度と悪くなり、俺がやることが当たり前のようになっていて、たまに忘れると凄く怒られるようになった。そして陰でパシリと聞こえてきた。

 それから嫌がらせ受け、散々だった。今はもう寮長以外とは仲が良くない。寮長とは入った時からずっと仲が良く、さっきのように困ったら助けてくれる。本当に良い人だ。

 


 

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【金曜日 22:08】寮暮らしな俺は嫌われているからもう遅い 激 辛 @eaconnn

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