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2023年11月21日 08:06
雨粒が窓を叩く音や雨に煙る街の匂いが漂い心までしっとり濡れてくるような情景描写でした。それらを見下ろす形になる高層ホテルでのやり取りの不穏さが最後の点滅に結ぶ形で、綺麗に終着していて短編小説として完成度が高いと思いました。短い会話ながらもそれまですれ違いやこれからの不安が想像させられる良い言葉選びでした。街は濡れていて、少し憂鬱で、でも美しかったはずで、愛は乾いていて、もう終わりそうで、その愛にもやはり美しい時代があったんだよな、という感想でした。
2023年10月22日 19:42
短い文章なのに、情景が浮かぶ話ですごいと思いました。彼の言葉の続きが気になってしまいました。素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
コメント頂きありがとうございます!嬉しいです。雨が降っている東京の街はどこか寂しいなーと思って作った小説になります。こちらこそ読んで頂きありがとうございます!
雨粒が窓を叩く音や雨に煙る街の匂いが漂い心までしっとり濡れてくるような情景描写でした。それらを見下ろす形になる高層ホテルでのやり取りの不穏さが最後の点滅に結ぶ形で、綺麗に終着していて短編小説として完成度が高いと思いました。短い会話ながらもそれまですれ違いやこれからの不安が想像させられる良い言葉選びでした。街は濡れていて、少し憂鬱で、でも美しかったはずで、愛は乾いていて、もう終わりそうで、その愛にもやはり美しい時代があったんだよな、という感想でした。