祇園四条を訪れた際には......
京都でも有数の観光地である祇園四条。修学旅行や観光目的で来る人が多い中、私にとって、そこは通学路と化していた。一言に通学路と言っても、学生や通っている学校や地域によって距離や移動手段は様々。自分みたく、そこを通るだけで学校に行きたくない、帰って寝たいなどと、憂鬱な気分になる人もいることだろう。
そんな人もいる中、大半の人にとって祇園四条とは憩いの場となっている。平日の登下校は憂鬱な気分でも、休日となれば話は別だ。
私はもちろん、京都の学校に通ってる人は大抵そこへ遊びに行く。四条大橋の近くには、スタバやプリクラ、カラオケ、映画館、アニメイトなどの施設が勢揃いしているためだ。そういった施設が揃っていて、近くには有名な八坂神社もあるから当然、人通りは多くなる。
それに加えて京都は盆地だ。夏場にそこを歩いてみたら暑苦しいったらありゃしない。浴衣姿の人達をよく見るが、よくこんな暑い中を歩けるなとつくづく思う。観光地などで祇園四条に行く時は、涼しい格好をして水分を多めに持っていくことをおすすめする。
さて、そんな祇園四条だが、有名な四条大橋の他に、四条小橋があるのを知っているだろうか。阪急河原町駅の入口を出て、すぐのところにそれは存在する。そこの通りに植えられている木には大輪の桜が咲く。よく桜が咲く時期には、大勢の人達が写真を撮っているのを見受けられる。
そして、その四条小橋では時折パフォーマンスや路上ライブが行われている。全く動かない銅像の姿をした人やギター片手に歌を歌っている人がいたりと、その種類は様々だ。これは知り合いから聞いた話なのだが、一昔前にはデビュー前のコブクロがそこで歌っていたりなんかもしたらしい。その際に貰ったであろうサインは、今でも我が家に大切に保管されている。
そういった一面もあるところだが、この前、四条大橋を歩いていたら、私の横を「R〇DBLUE翼をさずける~」で有名なREDB〇UEの車が走っていた。それを見た瞬間頭の中には??しか思い浮かばなかったことは記憶に新しい。
そんなごくたまにおかしな車が走っていたりと、個性的な街である祇園四条に一度訪れてみてほしい。
エッセイ集 桜月零歌 @samedare
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