分岐点
人間、誰しも一回くらいは人や物事から影響を受けたことはあると思う。 例えば、身近な存在である家族や友達、本やテレビなどといったものまでそれらは人によっては多種多様だ。私もこれまでの短い人生の中で沢山の人や物事から影響を受けて今日まで生きてきた。記憶のあるうちで一番初めに影響を受けたものは、アニメだった。始まりは小学三年生の冬頃だったと思う。あまり記憶が定かでは無いため、多少ずれは生じているかもしれないが、偶然つけたテレビに某VRMMOが舞台の作品が映っていた。その独特の世界観に魅了された私はそこから深夜アニメにどハマりしていくことになった。元々夕方に放送されていたアニメなどはよく見ていたため、深夜アニメという新しい部類に手をつけて熱中するにはそう時間はかからなかった。まだ小学生というにも関わらず、深夜一時ぐらいまで起きてテレビに齧り付いていた。そのせいでよく親に怒られ、その頃から授業中にうとうとすることが増えていったと思う。もうその時から私は不健康児だったに違いない。仕方ない、アニメが面白いのが悪いのだ。そして、そんな非常識な時間まで起きて、テレビに齧り付いていた友達なんていない訳だから、あまりアニメについて語れる友達というのは居ないに等しかった。しかし、時が経って中学二年生になった頃、同じクラスに二次元好きがいることが分かり、しかも自分と同じゲームをやっていたと知った時はもうテンションが爆上がりしたし、その時のことは今でも忘れられない。言い過ぎかもしれないが、この出会いがなければ今頃友達は誰一人としていなかっただろう。
昔から親に他人から影響を受けすぎるのはよくないと言われており、私自身もそう思っていた時があったし、今もそう思う。しかし、影響を受けることによって良い方向に人生が進むこともあるのだと知ることができた。だが、悪い影響というのはまた別でそれは受けてはいけない。下手をすれば人生が転落の一途を辿ることになるかもしれないからだ。そこら辺の判別はきちんとつけないといけないが、それさえ肝に命じておけばきっと良い人生が送れるだろう。
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