生き別れの妹とダンジョンで再会しました 〜10年間ダンジョン内で暮らしていたら地底人発見と騒がれた。え、未納税の延滞金?払える訳ないので、地下アイドル(笑)配信者になります〜
第56話 俺流、死霊系ダンジョンの攻略法!
第56話 俺流、死霊系ダンジョンの攻略法!
やっぱり
モンスターの
今回は――より
俺は――『アイドル開拓配信者』だから。
エンターテイメントを盛り上げる為に、歌唱力という
ダンジョンで、俺だからこそ出来る、俺なりの披露をしてみせる!
「Dランクダンジョンとモンスターも違うでしょうが……。
〈いや普通にやってくれ! あたおかは
〈プロ意識は買うけど命を大切にしろ! 他の開拓者が
〈あたおかならやれるって期待してる!w〉
〈頑張れよ! 無理そうなら
〈批判されるべきは無理な制作をした
〈でも確かに、アーカイブ視てれば何度も数十体のモンスターと戦ってるしな〉
〈異常に慣れた
コメント欄も
自分でやると決めたからには――
「え~それでは進んで行きます。とある協力者からの情報によると、このダンジョンは全3階層。出るモンスターは
〈ちゃんとダンジョンの下調べしたのか! 成長してるwww〉
〈協力者ナイス!〉
〈無料でダンジョンの情報を提供するとか神か?w〉
配信で頻繁に流れるダンジョンの情報は、ネットを丁寧に探せば手に入るらしいけど……。
開拓学園の教本には、無数にある個々のダンジョンに関しての詳細情報までは載ってない。
ダンジョンの詳細な構造や出現モンスター、攻略のポイントなどの情報はギルドで有料販売されている。
まだ配信が無かった頃にギルドから開拓者へ依頼を出して集めた情報を
俺には、死霊系モンスターより
その協力者……姉御の名前は出さないけど。
姉御の名前は、出すだけでコメント欄が荒れるから……。
飯テロ配信でも分かったけど……。
姉御は分かりやすい悪役――役なのかマジなのかは分からないけど、悪人として世間に嫌われている。
そのお陰で被害者として世間に早く受け入れられた俺としては、凄く複雑な気持ちだけどね……。
炎上している時は、何をしても火に油だと言う。
多分、ここで姉御が情報をくれたとニコやかに言っても『それぐらい当然』とか荒れるんじゃないかな。
俺が姉御の件に
だとしたら……悔しいなぁ。うん、悔しい……。
兎に角、今は――
今日のメインは、イメージソングのお披露目なんだから。
〈お? あたおかも緊張した表情〉
〈流石にランクが上がったから警戒してるのか?〉
〈死霊系って光属性の魔法が無いとランクもっと上って言われるからな。光属性魔法を使えれば弱いだけで〉
〈飯テロで光る石を使ってたから、あたおかも光属性使えるだろw〉
前に回り込んだドローンが写す俺の表情を視て、緊張していると勘違いしてる人がいるけど……。
違います。
これはム~ッと思い悩んでいる表情です。
「お? 発見しました!」
片手剣と盾を持つ白骨のモンスター、スケルトンだ。
「素晴らしき情報提供者様によると……このダンジョンに出てくるモンスターは、このスケルトン。そして魔法を得意とするキョンシーや、ワイトと呼ばれる死霊モンスターが主だそうですね」
〈スケルトンだ! 初めて見た!〉
〈配信としても死霊系はグロくて人気ないからなwww〉
〈うわ、骨リアル……。グロ〉
姉御がくれたレポートに書いてあったけど――。
「――死霊系モンスターには光属性の魔法が有効。物理は無効で、他属性の魔法は微弱な効果です」
〈あたおかぁあああ! 剣来てる来てるぅううううううう!〉
〈どうせもう死んでるんだろ? いや死霊だからじゃなく魔石を抜き取ったって意味でw〉
〈最初の再現か!〉
いやいや、魔石はまだモンスターから抜き取ってない。
動きを見極める勉強として、ギリギリまで剣を引きつけ――
「……よし、イケるな」
ランクが上がって警戒していたけど……。
途中で剣の
〈おぃいいい! 生きてるじゃねぇか!〉
〈あたおか、物理攻撃無効化されてるんじゃね!?〉
〈そうだった! 地底人は武術家じゃん! 俺開拓者だから授業で習ったけど、死霊系って物理無効だぞ!?〉
〈マジかよ!? もっと早く情報出せよ!〉
〈あたおか光属性の魔法で戦え!〉
スケルトンの動きは単純と分かった。
このレベルのモンスターばかりなら――まだまだ余裕がある!
「今日、光属性魔法は――使いません。あれは
〈いやいや違うってぇええええええええ!w〉
〈使えよ、正しく使えよぉおおおおおおおおおおおお!www〉
〈
その
「――
神通力を込めた
―――――――――――
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございます!
楽しかった、続きが気になる!
という方は☆☆☆やブクマをしていただけると嬉しいです!
ランキング影響&作者のモチベーションの一つになりますのでよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます