間話 その頃では、のはじめまして
9月27日 一部改稿
気が付いたら、大きなお城のような場所に来ていた。誰かに連れられてやってきたような気がするけれど、あんまり不安はない。というか、おんなじ年くらいの子がたくさんいてちょっとワクワクしている。
大きな扉から中に入ると、日の光がガラスを通して、とても奇麗な場所で大きな人と出会った。
正直何を話していたか覚えていないけれど、話が終わると
「付いてきてください」
と、にこりと笑って言ってくれた。ちょっとだけ笑顔が怖かった。
外で見たとき以上に大きな場所なんだ、と歩いていて思った。いくつもの大きな部屋や、大きな鉄の棒が置いている部屋、図書館から子供が30人くらい入れる部屋と、そこには机と椅子があった。
いずれ世話になるから、と言いつつも2階まで案内してくれた。
大きな黒板と、そこに向かって机が階段のように並んでいる場所、実験室から研究室まで。正直違いはよくわからなかった。
そして中庭。家の近くにあった公園よりも大きい、木が生えていてベンチが10個くらいあった。そこで座っていた何人かと目があって軽くお辞儀だけしておいた。
そして最後に自分がこれから5年暮らす場所へと。すれ違う人には、頭を布で隠して十字架のネックレスをしている人から、耳が長い人、顔だけが動物のひと?もいた。よくよく見てみたら手は人じゃなかった。どうやって生活しているんだろうか、と疑問に思う。
途中でまた図書館があった、本を読むスペースは外からも筒抜けで、というか部屋になっていなかった。空いたスペースにかなりの棚と、すべてを埋めているわけでもないけどかなりの数の本。この場所ではどれだけの本が置いてあるのだろうか、本屋や、僕が知っている図書館でもここまで多くの本は置いていない。
長い間そこにいたわけではないけど、足を止めてどうしましたか?と声をかけられた。何もなかったかのようについて行く。ふと、目が合った。本から目を離して、こちらを見ている薄紫色っぽい長髪の、男の子か女の子の、座っていた人が。驚いた顔をしていた、同じ年に見える、彼彼女はとにかく目を見開いていた。
見た目は幼くても中身は違う人もいるらしいという噂を思い出した。彼彼女は不思議な雰囲気を持っていたからきっとそうだろうと勝手に思い込んでいた。
その日、背中に羽が生えた、奇麗な短い白髪の子供がここで暮らすことになった。影で男女の子と呼ばれる”彼女”は後に、出会う。
その時もまた、驚いた顔をする”彼”を思い出すまで、出会うまでに5年が過ぎていた。
立派な女性
(背は小さめで、そのことを気にしている様子が可愛らしいと話題になる。
2年ぶりに再開する、最初にこの場所を紹介してくれた長身の職員と話しているとき、音がならないように少しだけ浮いていることから、裏では男女、から、愛しい
となった彼女は、かなり大きくなっている彼に驚くも、ちゃんと立って話をしている。
無論、その様子を見つけた者はいない。
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少しだけコメディー要素を入れてみました。多少本編とのズレがあるかもしれませんが、
長身の職員や、なかなか出会えない彼にもあだ名があります。
そもそも、この場所では相手の名前で呼び合うといった文化がない、と思ってるもらえれば。そのほうがペテロダに特別感が生まれますし、
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※9月26日修正
簡単にあらすじ
あだ名ができた主人公は、いわゆる学校で学びたい事ができ、あだ名もでき、周りから疎まれるも、成長していく。
ペテロダとの出会いで交友関係が広がっていき、彼女に教えを請う。
ペテロダの過去がスラッと紹介され、物語が動き出す
この間話での物語は特定の人物で、主人公との関わりもありますが、それが理解されるようには書いていません。
ここまでの物語もそういうように、です。せっかく読んでくれている方々には混乱があるかと思いますが、話の中身から、もしかしたら…って読み取ることができるようにはしているつもりです。
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