自分よりもヤバい奴がいるんだよって事をわからせてあげるだけのお話

@Campus25

第1話 ただのヤベェ奴

放課後。それはストーキングの時間である。


私こと和泉桜は今日も今日とて幼馴染である桜宮子の後をつけている。

これは決してストーキングではない、これは決してストーキングではない。大事なことだから2回言った。


宮古ちゃんは背が低くそれでいて大和撫子の様な煌びやかさも持っているのだ!

そんな彼女のことだ一人で帰ったら誰かに襲われるかもしれない。だからこそこの私が陰から生暖かい目で見守っているのである。断じてストーカではない。


ところが最近彼女の様子がおかしい。帰らないのかと陰から見守っていいても全然帰らないのであるしかも変則的で2日帰るのが遅かったと思ったら翌日はすぐに帰ったりなんてことがよくある。


☆朝

「おはよう宮古ちゃん」

「ん。おはよ桜ちゃん」

「今日は一段と寝癖すごいね。」

「ん」

(はうううううううううううううううううう恥ずかしくて照れてる宮古ちゃんかわいすぎいいいいいいいいいいいいいいお持ち帰りしたいいいいいいいいいい)

「どうしたの?急に悶絶して」

「大丈夫だよ。今日朝出る時にタンスの角にぶつけた小指が痛いだけだから。」

「ならいいけど、、」


☆昼

「桜ちゃんご飯食べよ」

「うん!いいよ。どこにする?」

「人多いの嫌だから屋上にしよ」


「やっぱ屋上はいい眺めだよねー」

「ん。お腹すいたから早く食べよ」

「宮古ちゃんのお弁当は手作りなの?

「うん。桜ちゃんのは?」

「私のはお母さんの。私料理下手だからさ」

「そっか、、、」


☆放課後

「宮古ちゃんはすぐ帰るの?」

「うん。桜ちゃんは部活だよね?」

「うん!じゃあ気をつけて帰ってね」

「うん。じゃあまた明日」


こうして彼女たちの一日は終わる。ことはなく宮古が校門を出た瞬間、桜の部活(ストーキング)が始まるのである。


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ここまで読んでいただきありがとうございます。

次は宮古サイドの話を書こうかなと考えております。

それではさtようなら。

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