第2話 ガス灯野良犬探偵団
世間は今日から三連休だが自分は今日も仕事。
仕事は屋外での肉体労働だから自然の影響をもろに受ける。
昨日は九州に台風が接近し、低気圧の影響で体がだるくて参った。
台風一過の今日は気温が上昇し、午前中に脱水症状になりかけて参った。
自然は「ほどよく」という日がほとんどない。
長い時間外にいるとそれを感じる。
今日は2000Wほど書いた。一日のノルマは3000Wだがまあよしとしよう。
正直自分はあまり体が強くない。
書き手の中には「一日70枚書く」という猛者がいる。
自分はそういうタフな人のいうことは受け流すようにしている。
へたに影響受けて真似したら確実に自分がつぶれるから。
「体は鍛えるものではなくいたわるもの」
これは京極夏彦が学生相手の講演でいった言葉だが、今では自分の座右の銘である。弱い人間は弱い人間なりの戦い方がある。そう思っている。
ついでにいうと京極夏彦は同じ講演で
「整理整頓が成功への道」
ともいっている。元デザイナーらしい発言だがこれも至言と思う。
ヤングジャンプの新連載『ガス灯野良犬探偵団』を読んだ。
タイトルが100点満点で松原利光の絵もすばらしい。
世紀末のロンドンが舞台でタイトルに「探偵」とあるから読み始めてすぐ
「はは~シャーロック・ホームズのパスティーシュ物だな」
と思ったら果たしてそうだった。
登場したホームズは肌が浅黒く(インド系?)、かなり粗野なキャラだった。
なにせ自分の靴を磨いている主人公の少年の顔をいきなり蹴り飛ばし血まみれにするのだ。
我々が知っているホームズはこんな乱暴な真似は絶対にしない。絶対に。
(ここまであくどいキャラにするならホームズでなくてもよかったのでは?)
と思ったがとにかく絵が凄いし物語自体も魅力的。
何度か読み返すうちこの漫画はホームズのパスティーシュであると同時に『ジョジョの奇妙な冒険』第一部の強い影響を受けているのに気づいた。
世紀末ロンドンが舞台なのは同じだし、ホームズが主人公の顔を蹴り飛ばすショッキングなシーンはジョジョの愛犬をディーノが蹴り飛ばすシーンのオマージュだ。
そのことに気づいたらこの漫画が愛おしくなった。
第二話も楽しみである。
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