森新児の創作亭日乗
森新児
第1話 英貴『きらぼしお嬢様の求婚』
日記を書くことにした。
去年の今ごろ初めて投稿した長編小説が完結し、その後短編小説を十本ほど投稿したが、それきりカクヨムはずっとご無沙汰している。
「これではいかん」
と今日突然思い立って日記を書くことにした。
今創作中の作品のこと、日々のできごと、読んだ小説や漫画の感想を書こうと思う。
自分は遅筆で一作書くのにやたら時間がかかる。
プロットは入念に作る。プロットを書けば書くほど本番の執筆が楽になるから。
それから第一稿を書く。
書き終えたらまた頭から第二稿を書く。
それが終わったら第三稿で今度は細部を洗う。
これで終わり。去年長編を完結させてから何作か仕上げに失敗し、今やっと投稿できる作品に着手している。
といってもまだ第一稿の途中で、やっと五分の一ぐらい書いたところ。
完結までまだ時間がかかる。自分は古い人間なので文字数より原稿用紙の枚数のほうがピンとくるが八百枚前後の長編になると思う。
とにかくプロットはがっちり仕上げたのでそこは気楽である。
今書いている小説のタイトルと内容は日記に書かない。
これはヘミングウェイが自伝小説『移動祝祭日』で、執筆途中の作品を友人の前で朗読し、
「そのためエネルギーが逃げてその作品を書きあげることができなかった」
という故事にちなんだ教訓である。
少年マガジンで愛読していた英貴『きらぼしお嬢様の求婚』が突然終わった。
まだ続くと思っていた作品がいきなり終わるのは骨身にこたえる。
漫画を読み始めて何十年もたつのにこの事態に慣れないし今回もしょんぼりした。
なんだか仲のよかったクラスメートが挨拶もなしに転校していった気分になる。
でもツイッターを見たら英貴先生がきらぼし~の主役の二人よしみと光のその後のらくがきをツイッターに投稿する、また新連載企画がすでに進行中とわかって少し元気が出た。
英貴先生お疲れさまでした。
次回作楽しみに待ってます!
……と、読者にいってもらえる小説を、自分も書きたいです。いや本当に。
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