008 気が付いたら夜ってマ?

 うーん。ここは。



 目をこすって起き上がると真っ暗で何も見えない。



 そのへんをぺたぺたと探ると、何か温かいものが手に当たった。



「ふ....んん」



 と、それは色っぽい声を上げてふるふると震えた。



 そしてよみがえる俺の記憶。



 これは...念願のロリエルフだ!



 おっと危ない。

 思わず興奮して叫びそうになってしまった。うかつ。



 とにかく、今は夜らしい。



 そんでめっちゃ寒い。おしっこ。



 どうやら寒さとトイレ行きたさで目が覚めたらしい。

 こんな中寝てたらカゼ待ったなしだわ。



 でも、それなら、このロリフもそうだ。

 このままでは風邪を引いてしまう。



 少しずつ目が慣れてきたので、ロリフの位置を確認して、そのまま反対の方向に真っ直ぐ5歩。



 その先の茂みでボロンする。

 ジョバジョバジョバビッチ。ふぃ~すっきり。



 その後でロリエルフの下へ戻り、ごくりとツバを飲み込む俺。



 そうだ。これはあくまでおたがいに震えないためだ。



 だから仕方ない。



 別にやらしいことじゃないし、どこかで棒が立つかもしれないが生理現象だ。



 うんうん。



 これは俺たちが生き残るために必要なこと。



 だから、いただきます。

 いや、いただきますじゃないな。



 ...おとなり失礼します。

 そう心の中で唱えて、俺はロリフの隣にもぐりこんだ。

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