第2話 童貞卒業
薫はシュミーズを着ない。それはブラウス越しにブラジャーが透けているのでみんな知っている。こんなところも年上の女の先生からにらまれているところだ。
それでも校長先生をはじめとする男性陣がかばうこともあって、彼女はまったくきにしていなかった。それやこれやで女性陣には敵も多い。
大きな花の模様が縫い込まれてはいるが、白いブラジャーは、姉の沙織がしているのとあまり変わらないような気がする。
父親が突然亡くなって、この町の小さなアパートに越してきて、もう六年。家が狭いこともあって、母親や姉の着替えは嫌でも目に入った。
ふたりとも亮の目など気にもしていないこともあって、女性の下着姿は慣れっこだ。
「ブラジャーの前にスカート脱いでください。いつも教室で見せてるから、恥ずかしくなんてないですよね」
薫はスカートのホックを外しチャックを下ろした。スカートが足元に落ちる。今日のパンティーはレースの縁取りのついたピンク色だ。沙織のそれとは違う大人びたものだった。
「パンスト脱いだら、ブラウスとスカートをこっちに」
この期に及んで逃げることはないはずだが、一応念には念を入れることにしたのだ。
「まず、ブラジャー外してください」
薫が、後ろを向いてブラジャーのホックを外す間に、亮はカメラを構えた。
「はいこっちむいてください」
カメラは見て慌てて背を向けようとする薫を制止し、亮はシャッターを切った。
「お願いやめて」
とうとう薫は顔を横にけ泣き出した。今度は本気で泣いている。身体はこちらを向いたままだ。
「じゃ、パンティーも降ろしてください。僕は先生がセックスをしている写真持っているんですよ、いまさら恥ずかしがっても」
肩を震わして泣く薫に亮はポーズを付けた。机に座わり大きく脚を広げさせる。
初めて見る薫のそこは意外ときれいだ。 沙織の方が色が濃いように思える。沙織はまだ処女のはずなのに、そこはちょっと不思議だ。
薫の方が地肌が白いからかもしれない。
亮はフィルムを巻き取ると、カメラから撮影済みのそれを取り出した。カメラにセットしたままで裏蓋を開けられたら、せっかくのお宝がだめになる。まあ薫ににそんな知恵があるかどうかはわからないが、これも念のためだ。
薫は抵抗を試みたけれど、亮はそのすべてを跳ねのけ、薫の体で童貞を卒業した。
「もう、ほんとにひどい奴、ガキのくせに私のこと二回も。後始末大変じゃない。こぼれてきてパンティーも履けない」
「先生が素敵だからです。はかなくてもいいじゃないですか。もう一回ぐらいいけますよ」
「ほんと?」
薫がパッと顔を輝かした。おいおい本気かと思ったけれど、亮もまだ二回くらいはいけそうな。今までの一人でしていたものと比べると、全く次元が違う経験だった。
大人はこんなことをしているんだというと、何となくずるいような気はしたが、あほがこれを覚えたら勉強も何もしないだろうとは思う。
どうやら薫も気に入ってくれたようだし、教師相手だと勉強も教えてもらえる、一石二鳥かな。
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