この時代は飼料用のビートしか手に入らないから甜菜を探させたら見つからないだろうな。
作者からの返信
――応援コメント有難うございます。
無論、甜菜は西洋人に「甜菜が欲しい」では通じないはず。
恐らくは蕪や大根を元にして絵師へ“ビート”っぽい絵を描かせ、ビートの様々な品種が欲しいというリクエストだろうと思います。
明国商人相手なら甜菜で通用するでしょうけど。明時代の本草綱目に甜菜は出てきます。
フダンソウよりでなく飼料用に近いものが明にあったならば話早いので
そもそもビートにもショ糖成分あることが判明したのはそうとう遅いです。
気づいて飼料用ビートの改良進め糖度を増したシュガービートになるわけですが、それならショ糖含まれるのわかってる以上、飼料用ビートでより甘いものを選び改良すれば…という着想。
良いですね!
素晴らしい!
捕鯨とかも上手くいってほしいですね。
紀伊の国なら大坂まではすぐですし。
食卓の楽しみが増えそうで楽しみです。
作者からの返信
――応援コメント有難うございます。
恐らく作中年代で捕鯨はまだ難しいのであまり捕れてないはず。
紀州で捕れたら、解体して堺や大坂へ運ばれて売られるでしょうけど、広之は買うはず。
当時、水菜はあるのでハリハリ鍋に出来ます。あと皮でコロ作っておでん。同じく皮で鯨汁とか、そういう回も必ずあると思います。
この頃は、手に入るのはビートではなくビーツかな?
作者からの返信
――応援コメント有難うございます。
日本で手に入るのは明国経由のビートという設定です。ややこしいのですが、甜菜というのは名前自体古くからあります。
しかし食べてたのはもっぱら葉っぱ。日本に入って来た時はフダン菜もしくは唐チシャという名前。無論、品種改良で甘さが強くなる前。
で、欧州から改良したシュガービートが入ってきます。これ以外にビーツ=テーブルビートも主に葉を食べるため入ってきて火焔菜と呼ばれますが普及はせず。シュガービートを食べたことありますが大して甘くなく土臭いです。
欧州だと同じようなカテゴリーにせよ主に根を食べるビーツ=テーブルビート、主に家畜用のビート=マンゲルワーゼル、砂糖用のシュガービート。
シュガービートへ甜菜をあてがったためややこしくなったと思われます。恐らく中国に伝わった甜菜と欧州へ伝わったビートは元々ほぼ同じかもしれません。しかし、欧州は家畜用に大きくし、中国では葉ばかり食べ、さらに欧州は甘さを強化。
砂糖大根にしろ、全く関係ない大根の名前入ってますし。
ともあれ、作中では比較的甘さの強い甜菜を中国から輸入し、品種改良で、砂糖大根に近い甜菜=ビートを完成させてます。本来の中国産ビート=甜菜と区別するため近江甜菜という名前にしました。