本題へ
「さてさて十分過ぎるほどに証拠を見せたので流石に信じたよね?もう色々と面倒臭くなってきたから本題に入ろう。ボクは
「何を言っているんだ
兄の名に反応して思わず口を挟む。
「だけど頭部は見つかっていないよね」
「まさか…」
「そう、
「そいつ等は何が目的何だ。一体何の目的でこんな
「一番の目的は資源の回収。奴等にとっては地球の鉱物が貴重なのさ。レアメタルとなる鉱物の価値観は人間と大分違うみたいだけどね。
これだけなら良かったんだけど。奴等、地球の生命体に興味を持ち始めてね。特に知的生命体である人間の思想に興味を持っちゃたんだ」
「待て、それで人間の頭部だけを回収しているって言うのか?何だよそれ?一周回って馬鹿じゃないか?」
「ははは、そうそう。一番重要な器官を脳だと見抜いてそれだけを生かす科学技術には
まぁ、同じ地球人同士でも分かりあえないんだ。宇宙レベルになると文化や思想が全然違うのかもね。ははは」
全然、笑えないのだが。ともかく、信じたくは無いが、今はこいつの話を信じるしか無い。少なくとも人外の化物がいる事は本当なのだから。
しかし、今の話を聞いて新たにいくつか疑問が出てきた。コイツの正体に触れる質問はコイツの機嫌を損ねる可能性があるからできれば避けた方が良いかもしれないが…
「え〜と、ちょっと質問なんですが…」
「なんだい?そんなに恐る恐る手を上げて」
「お前の目的は分かったんだけど、そもそも何でお前は
「ちょっとじゃあ無くない!?でも仕方ないか。確かにその辺をしっかりと筋道を通して説明する必要があったの確かだ。ボクとした事が焦り過ぎていた。
その前にまず、お前呼びはやめてくれないか!
何なんだコイツは何で化物が人間見ないな名前をそこまで
「すみませんでした。分かりました
「うむ、よろしい」
うわぁ~、凄く嬉しそう何だけど。思わず
「何か凄い顔しているけど、どうしたの弟君?」
「はっ!いや何でもない。いや、俺も名前で呼んでほしいなーって」
「あーそういう事ね。え〜と確か
「えっ!何で俺の名前を?まだ言って無かったと思うんだけど?」
「君の事は
あぁ…なるほど実にあの
「協力はする。だからこそ聞かせて欲しい。宇宙人である
「あ〜ちょっと勘違いがあるなー。ボクはね宇宙人じゃあないんだ」
「はっ!?だけど…」
人間では無いだろう。俺は何とかその言葉を飲み込んだ。
「ありがとう。
「なっ!?待ってくれまた混乱してきた。何で地球人の
「昔から宇宙人と極一部の地球人は関係性があったみたいでね。地球人に知恵を与えてた宇宙人もいたらしい。何でも神として語られている者達は実は大半が宇宙人らしいんだ。
その知恵や技術が
「なるほど宇宙人の技術が地球にもある理屈は分かった。だけど何故、
「それに関しては実はボクも知らないんだ。僕が生まれた時には
まぁ、それは危険な物だから自分が死んだ時に燃やしてくれって頼まれていたから、
そういうのに巡り合う才能も有ったんじゃあない?」
「納得はいかないが、確かに変人でもあったからな。
「こんなのとは何だい?こんなのとは。めちゃくちゃ美人だろ。あっでもそういえば
俺は頭の中身が残念だからじゃあないかという言葉を必死に飲み込んだ。
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