最新話の１１話まで読んだレビューです。

　この物語は、魔法使いが存在する現代ファンタジーの世界観が魅力的に感じられました。主人公の結斗と新しい友人の朔、晴輝の3人の関係性や、彼らが通う魔術師育成高等学校での日常が丁寧に描かれており、読み進めるのが楽しかったです。

　特に朔の秘密や、彼が抱えているコンプレックスなどが徐々に明かされていく過程が興味深かったです。また、謎の妖怪（魔神）・まってりさんとの出会いは、ユニークでコミカルなシーンでもありましたが、物語に新たな伏線を張るきっかけにもなっていて良かったと思います。

　四條先生のミステリアスな雰囲気や洞察力なども魅力的で、今後彼がどのような役割を果たすのか気になるところです。エレベーターのシーンは、次の展開への期待を高めるドキドキ感がありました。

　設定や各キャラクターの個性が考え抜かれている印象で、今後の物語の展開から目が離せません。結斗たちがどのように成長し、妖術師とのバトルや、魔術師の世界の秘密にどう立ち向かっていくのか、とても楽しみです。