第5話洞窟と水属性魔法
朝が来た。寝ぼけた体をどうにか起こして探索を始める。少し歩いたところで目的のものを発見した。
ついに来た……、洞窟があった。中に入り安全の確認をしていく。少し薄暗いが日の光も入るのでちょうどいい。そこまで深くないため拠点としては完璧だろう。
今までのガチャで出た荷物や食料を洞窟内に置き、これからの動きを考える。
生きる上で必要な要素は揃った。これからは神引きするためにレベリングをすること、近くの町や国を探してここがどこかを確認する事を目標にしていこう。
やっぱり異世界に来たなら現地民との交流も楽しみたいし、いるかわからないがエルフやドワーフなどファンタジー要素をこの目で見てみたい。
食料の充実や、洞窟の内装を綺麗にすることも少しずつでいいからやっていきたい。まぁ、とりあえず一段落ついたんだ、これからはゆっくりと動いていこう。
久しぶりにステータスでも確認しておくか。
――ステータス――
【名前】
【種族】人間
【レベル】16 (26)
【装備】絶銃
【固有スキル】ガチャ
【スキル】鑑定、水属性魔法・下級
レベルが結構上がっている。ブラッドスライムがそんなに経験値を持っていたとは思えないんだけどな。不思議なもんだ。
レベルに余裕があるしガチャタイムだ!
――10連+1ガチャ――
SR【スキル】土属性魔法・中級
N【道具】毛皮
N【装備】木槍
N【道具】小さな机
R 【道具】中級ポーション
N【道具】花瓶
N【道具】ベッド
R 【道具】銃弾+10
SSR【スキル】アイテムボックス
N【装備】木の小刀
N【装備】木剣
アイテムボックス来たぁ! 鑑定にならぶ異世界転生でよくあるスキルだ。これで荷物を気にせずに動くことができる。
それに土魔法だ。今回は中級なので結構強力な魔法を使えるかもしれない。すでにあるものに作用させることができれば、洞窟を綺麗に過ごしやすく作れるかもしれない。
道具類の中には、家具や生活用品もあるからそのうちガチャのみで生活できるようになるかもしれない。とりま、ベッドと机は置いておこう。
ガチャもいい結果だったし、次は魔法の確認だ。いざというときに使えないとダメだもんな。
まず、水属性魔法だ。不思議な感覚だがスキルを手に入れてから、使える技が頭に入りこんで来ていた。初級で使えるのはアクアリング、ウォーターカッターの2つだ。前者は傷を治す回復技、後者は高速な水の刃を出す技だ。
「ウォーターカッター!」
威力は申し分ない。洞窟の壁が少しえぐれた、ブラッドスライムは倒せないがスライムだったら1撃で4体くらいは倒せるはずだ。
試しに威力を弱めて出すと、壁に傷すらつかず、水をかけたみたいになる。
普通に水も出せるので飲み水には困らない。
それじゃ土属性も試しますか。
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