第2話 転移後

 「ねぇねぇ!君!なんでそんなとこに

  そんな格好して立ってるの?」


ふと顔を上げるときっと10代であろう

若くて綺麗な女性が立っていて

俺にこう質問をしてきた


「いや、気づいたらここに座ってて...」


見知らぬ女性に、、(ましてや女子高生か、

もしくは不登校、なのか、?)

そんな人に死ぬために飛び降りたら

知らない世界が広がっていたなんて言ったら

気味悪がられるに違いない、

そう思いこう返した。

するとその女性はこう返してきた


「気づいたらここに座ってたとか

 ありえないでしょ笑笑」


まぁそれもそうか。

そう返そうとすると

「ま、おにーさんも色々あったから

 こんなとこに座ってるんだよね!笑

 そーゆーことにしといたげる!」

と優しい返しをしてくれた。

こんな優しくされたのはいつぶりだろうか、

そんなことを考えて泣きそうになっていた

間に再び女性の明るい声が飛んできた。

「私はリリア!

 おにーさん名前は?あとどこからきたの?」


「名前は、えーっと、ひな、、いや、

 ソラーナって言うんだ、

 あと、どこからきたかは覚えてない。」


「ソラーナ?おにーさん名前と似つかない

 顔と格好してるね笑あとどこからきたかは覚えてないのかぁ、んー、

 まぁ思い出したら探すの手伝うよ!」


そう言ってリリアは手を差し出してくれた。


「帰り方とかもわかんないんだろうし、

 とりあえず、、うちに来なよ!」


そういって行く宛もない俺は素直に

ついていくことにした。




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