自殺志願者が異世界で勇者になる話
はぴさく!
第1話 転移
ビルとビルの間を流れる風が俺の体に
あたって肌寒い。
「はぁ、さむ...」
下には人混みができて車が多く走っている
ざっと60mあるぐらいだろう
そんな高さからならすぐに逝けるはず。
そう考えて目をつむり、ふっと体の力をぬいた
地面に体が激突した。が、
体は少し痛いくらいで暖かな空気が、
花の華やかな匂いが鼻にささる。
「おかしいな俺は行くなら地獄だと
思っていたのに...」
・・・・・・・・・・・・・・・
目を開けてふと周りを見渡すと、
広々とした草原、雪をかぶった山々
そんな自然の溢れる世界が
広がっていた。
なんだ、これ
驚きが隠さずなにが起こったか分からなかった
動揺を隠すために喉の渇きをごまかすため、
近くの川を探しに行った
するとすぐそこに川が流れていて顔をそのまま
つっこんだ。息苦しかったし水の喉越しも
感じられた。水面から顔をあげて自分の顔を
見るとそれはいつもの自分の顔だった
俺は死んだはずなのに、なんで。
さっきのいた場所まで戻ってきてみると
見たことのない角の生えた馬、?のような
生き物が草原を駆けていたり
ものすごい数の雀らしき鳥が空を飛んでいる。
ほんとに、なんだ、、ここ、
「ねぇねぇ!君!なんでこんなとこに
そんな格好で立ってるの?」
聞こえたのは若くて綺麗な女性の声だった。
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