第19話 ステータス確認!
すいません、これからのことを考え、モイカのステータスを変更させていただきました。レベルに対して、ステータスが低いのではないかと考えたためです。
スキル等は変わっていないので、よろしくお願いします。
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『テイムモンスター モイカのレベルが上がりまし
た。ステータスポイントを5ポイントゲットしました』
『テイムモンスター ハクのレベルが上がりました。ステータスポイントを5ポイントゲットしました』
「お、テイムが成功してもレベルが上がるのか」
多分、テイムしたのが、倒した判定と同じになって、経験値が入ったのだろう。スライムはレベルが1だったから、少なかったかもしれないけど…リアのレベルは5だったから、結構入ったんじゃないか?モイカとハクの二人共レベルが上がっているからな。
けど……今は一旦、これは置いておこう。
それよりも…
「リア!おいで」
俺はリアに話しかける。
今は、テイムしたばかりのリアの方が優先だな。
「…カウっ!」
すると、リアはその場から走り出して、俺の方へと走ってきてくれる。
走っている姿も可愛いなー…。
「カウっ!」
リアは、俺のすぐ近くまで走ってきて、俺の足元で甘えてくる。
なんだか猫みたいに見えてくるな…。確かに、ライオンも猫科ではあるから、リオンも猫みたいであってもおかしくはないか。
「よしよし、これからよろしくな。リア」
「カウ!……カウ……」
俺がリアを撫でると、リアは目を細めながら、こちらに向けて鳴いてくる。
やっぱり……もふもふだ!気持ちいい…。
「ぷいぷい!」
「ピィー!」
「カウっ!」
すると、モイカとハクがリアに向けて話しかけて、何かを話し始めた。
二人もリアと仲良くしたいらしい。
こちらとしても、モイカ、ハク、リアの3人にはずっと仲良くいてほしいからな。
「ぷいーー!」
「ピィーー!」
「カウっ!」
俺が3人を見守っていると、3人でじゃれつきながら、遊び始めた。さっきまで、モイカは地面に降りるのを嫌がっていたけれど、今は一緒になって遊んでいる。多分、本当はいやんだろうけど、一緒に遊びたいから、今は砂のことを気にせずにしているんだろうな。
…うん、一緒に仲良くなってくれて、俺は嬉しいよ…。なんか、めっちゃ母親目線みたいになってしまっているけど…、3人が仲良くなることは俺としてもいいことだからな。
「3人が遊んでいる間、俺はリアのステータスをみようかな」
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名前 リア Lv 5
種族 リオン
HP : 25(max25) MP : 8(max8)
攻撃力 : 7 防御力 : 3 敏捷力 : 11
知力 : 6 器用さ : 3 ラック : 3
残りポイント 0
スキル
噛みつき Lv1 瞬足 Lv1 思案 Lv1
引っ掻き Lv1
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瞬足…少しの間、敏捷力が2倍となると。
思案…一瞬で考えをまとめることができる。
「おおお…!やっぱレベルが5だけあって、ステータスもまあまあ高いな。それに…スキルの方も結構強そうだし」
多分、俺と戦っていた時にもこの二つのスキルを使っていたのだろう。
俺が攻撃を喰らった時も、動きが速かったのと、急に動きを変えたから、当たってしまった感じだったから、この二つのスキルを使っていただろうし、モイカの攻撃を避けていた時も、俊足は使っていたはずだ。
そりゃあ、この二つがあれば瞬発力も、判断力も上がるはずだ…。
ただ、その分MPは使うのかもしれないな。じゃないと、ずっと速さが2倍とかになってしまうから。
あと気になったのは、HPが少し減っているってことかな。もしかしたら、テイムすると、野生の時よりも少し体力等が減ってしまうのかもしれない。
まあ、俺的にはそこまで気にならないからいいかな。
「この感じだと…、モイカみたいにリアも前衛になるのかな?」
ステータスやスキル的に、前から攻撃していくスタイルになると思う。
……こう考えると、後衛のハクがいて、本当によかったな。ただやっぱり、ちょっと後ろからの攻撃が少ないなと感じるから、後衛、中衛的なモンスターが欲しくなってくる。
…いや、違う。
こんなことを考える必要はない…!!
「俺が欲しいと思ったモンスターをテイムすればいい!」
せっかくのテイマーなんだから、そんなこと考えずに、色々なモンスターをテイムしていこう!まだまだみたことないモンスターもいると思うしね。
「…これでリアについては全部見たから…、次はモイカとハクだな」
リアとの戦いで二人ともレベルが上がっていたから、そのポイントを振ろう。
「3人ともー、一回こっちに来てくれー」
「ぷいっ」
「ピィー」
「カウっ」
「よしよし、えらいなー」
俺は3人を順に撫でていく。
すると、3人とも気持ちよさそうに、目を細めてリラックスする。
やっぱり…撫でるの効果ってすごいな。レベルも上がっているから、その効果も上がっているだろうし。
「モイカとハクのレベルが上がったから、そのポイントを振ろうと思うんだけど……俺が決めても大丈夫か?」
俺は一応、俺が決めててしまっても大丈夫か確認する。今までも俺が決めてきたけれど、一応な。もしかしたらがあるかもしれないし。
「ぷいぷい」
「ピィー」
二人は頷いてくれる。
「分かった」
うん、今回も大丈夫そうだな。
なら…まずはモイカからだな。
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名前 モイカ Lv 7
種族 モルモート
HP : 30 (max 30) MP : 10(max 10)
攻撃力 : 11 防御力 : 7 敏捷力 : 7
知力 : 5 器用さ : 4 ラック : 4
残りポイント 0
スキル
突進 Lv3 威嚇 Lv2 眠り回復 Lv1
嗅覚 Lv1
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「モイカはこんな感じでいいかな」
まずは体力を30ぴったりにして、残りを攻撃力、敏捷力、器用さに振った感じだな。モイカはバランス型だと俺は思うから、できるだけ均等に振りたかったから、こうしたんだけど…均等ではないかもしれない。
まあ、バトルに関係するものは高くなっているからいいとするか。
あと見て思ったのは、突進のレベルが一つ上がっていたことだ。
確かに、たくさんスライムを倒したし、リアとの戦いでも使っていたからな。これはでかい。
「次はハクだな」
ハクもいい感じにレベルが上がってきたからな。
どういう感じにするか…。
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名前 ハク Lv 4
種族 シロノバード
HP : 17 (max17) MP : 15(max15)
攻撃力 : 4 防御力 : 5 敏捷力 : 5
知力 : 10 器用さ : 2 ラック : 2
残りポイント 0
スキル
突っつき Lv1 光魔法 (光弾)Lv2 キュア Lv1
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「これでいいかな」
まず知力を二桁にして、残りを体力に2、防御に2を振った感じだ。
ハクは後衛だから、やっぱり魔法の威力を上げる知力は上げておきたかった。ただ、体力面が不安だったから、体力と防御力を上げた感じだな。
ちょっと他のところが低いのが気になったけど…、これから上げていけばいいかな。
「よしっ、これでステータスを上げることもできたし……チューチューを探しに行きますか!」
「ぷいぷい!」
「ピィー!」
「カウっ!」
リアも増えて、戦力も増えたことだし、チューチューを倒すことも少しは簡単になっただろう。
どんなモンスターなのかはまだわからないけど…群れになって行動しているらしいからな。戦力が増えたことはいいことに違いない。
「……あ、そうだ。体力が削られてたんだったな…」
リアとの戦いで体力が削られていたことを思い出す。多分、リオンよりは弱いと思うから、大丈夫だとは思うけれど、もしものことを考えると、少し怖いな。
「カウ……」
リアが少し申し訳なさそうに俺に鳴いてくる。
「大丈夫だぞ、リア。お前の強さも分かったんだしな」
よく思い出すと、ちゃんとダメージを受けたのはリアの攻撃が初めてだと思うしな。リアの強さが分かっただけでもでかい収穫だったと思う。
だから、俺は全然気にしていない。
「ピィー!」
「…あ、そうか!ハクにはキュアがあるんだったな!」
今まで使ったことがなかったから、忘れていた。
本当はポーションの方を使おうかと思っていたけど、ここはハクのキュアを使わせてもらおう。
「ハク、お願いできるか?」
「ピィー!」
ハクは大きく頷いてくれる。
初めてキュアという魔法を受けるからすこーしだけ緊張するけど、少しワクワクもする。
「……ピィー!」
「おおお!」
ハクがキュアを唱えると、俺の体が少し緑色に光る。
受けている身としては、そこまで変な感じはしないのだが、少し体の中心が温まっているなと感じた。
これが、回復している証拠なのかな?
俺は、自分のステータスを確認する。
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名前 シド Lv 5
人種 人間
職業 テイマー Rank 2
ポイント : 9pt
HP : 25(Max 30) MP : 10(Max 10)
攻撃力 : 13 (+3) 防御力 : 10 敏捷力 : 7
知力 : 8 器用さ : 5 ラック : 10
残りポイント 0
スキル
テイムLv2 以心伝心Lv2 撫でるLv3
小剣術Lv3 鑑定Lv1
装備
・小剣 ランクE(攻撃力 +3)
称号
お手伝いの開拓者
レアモンスターのファインダー
テイムモンスター
・モイカ(モルモート)
・ ハク(シロノバード)
・リア(リオン)
所持金 750G
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「お!ちゃんと回復してる!」
HP満タンまでとはいかなかったけど、これだけ回復してくれるだけでもありがたい。
多分10ぐらい回復していると思うんだけど、レベルも上がれば、少しずつ回復量も増えると思うしな。
本当は、満タンになるまでやってもらおうかなと思ったけど、ハクは、光魔法の光弾でもMPを使うから、できるだけ節約をしておきたい。
それに、こんだけあれば死にはしないと思うしな。
「ハク、ありがとうな!」
俺はハクをまた撫でてあげる。
なんか撫ですぎな気がするけど……、こうするとみんな喜んでくれるからな。
「ピィー♩」
うん、ハクも喜んでいるしいいな!可愛い!
「…これで、やることもやったと思うし…次こそ、チューチューを探しに行けるな!」
多分、西の荒野のモンスターの中でもメジャーな方のモンスターだとは思うから、すぐに見つけられるとは思うけど…、この広い荒野を見ると少し大変そうに感じる。
けど、群れになっていると書かれていたから、群れを作っているモンスターを見つけることができれば、そいつがチューチューのはずだ。
「行きますか」
俺たちは、チューチューを探しに、荒野を歩き始めた。
…ちなみに、ハクは頭の上にいるのだけれど、リアはそのまま俺のそばを歩いており、モイカはそのリアの上に乗って、移動していた。
……この姿を写真に収めておきたい…。
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今回はステータスの確認だけで終わってしまいました…。少し短めになって申し訳ないです。
ステータスの管理が難しく、これでいいのかなと自分も試行錯誤中ですので、もし、どこか変な場所があれば、教えてくれると助かります。
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