第二章 逃走の物語 2
しばらく進む先で、一つの一団を発見する。
「……! 皆、止まってくれ」
警戒しながら、静止を促す。
「どうしたんだよ? 」
「何か見つけたの? 」
「まさか、追いつかれたの? 」
「また……捕まるの……やだ……よ……」
「わからない、でも……人がいる!」
四人それぞれの言葉にロキは、思案しながら告げる。
「とりあえず俺が見てくるから、皆は待っててくれ」
「待って、1人じゃ危ないよ!! 」
「ミツキ姉ちゃんの言う通りだ 」
「ロキお兄ちゃん、大丈夫なの? 」
「ボクも……怖い……よ……」
ロキは笑顔で、怖がる二人の頭を撫でながら、
「大丈夫だ。ヤバそうなら、すぐに戻ってくるから」
と告げて、その場を離れ一団の方に向かった。
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます