第7話 友達の輪 1
このへんでひとつ、文章とは関係ないお話です。タイトル通り、あなたはカクヨムの世界にお友達はいますか?
一緒にカクヨムを始めた『リアル友達』ではなくて、顔の知らないカクヨムの中だけのお友達です。いますか?
フォロワーさん?
確かにそれもそうかも知れないですけど、私がみつけて欲しい思うのは、コメントのやり取りを続けてくれる作者さんです。
デビューしたては、誰もが孤独。ひとりぼっちです。自分の事を知ってる人はいません。もちろん、私もそうでした。
PVはちょこちょこ増えるけど、♡も☆もコメントも貰えない。
『さみしい……』
PVが増える喜びよりも、それが上回り始めます。他の人の作品をチラリと覗くと、すごい☆の数。
『あれれ?』
余計に込み上げる不安。それを通り越すと、不満に変わります。そうなってしまうと恐ろしい病魔に襲われたりします。それは次回お話します。
デビュー間もない私は思いました。
『私の小説は評価に値しないんだ』
ろくに読書もした事のない私が書いた物なんて、読書好きな人が読んだら、つまんないんだろうな。
私は本当にそう思いました。
で、それと同時に気づいたんです。
『私みたいな人、他にいないの?』
私は『私みたいな人』を探す旅にでました。☆がついてない人。もしくは一桁の人。
『その人の作品を読んでみよう』
読書嫌いな私は、久しぶりの読書をする事になります。そこで私はとんでもない事に気づいてしまったんです。
『こんなプロみたいな凄い小説が、なんでこんなに読まれず、☆も付かないのっ?』
凄いプロみたいな小説なのに☆が付いてない。どころか、私よりもPVが少ないっ? なんでっ?
当時の私は、かなり衝撃を受けました。
『このカクヨムって所では、一体何が起きてんの?』
『現代ドラマ』でデビューしていた私は、同じ『現代ドラマ』の作品の中から『読みやすい』と思う作品を見つけました。
「すごい……」
スピード感がある、ちゃんと笑いもある、手に汗握る緊迫感がある、頭の中に情景が浮かぶ。
私は迷わず♡を押しました。
すると、コメントが書けるではありませんか。私は素直に思った事を書き込んで送信しました。
1話、2話、3話、どんどん読める。読みたくなる。
短いコメントでしたが、連続で送りました。本当に面白いと思ったからです。
返信が来ました。初めてのコメントのやり取り。それは、私のコメントをとても喜んでくれている内容でした。
私は嬉しくて、その作品を読み続けました。コメントもできるだけ送り、☆も付けました。初☆。もちろん3つです。
その作者さんも、私の作品を読んでコメントをくれる様になりました。
今思えば、その作者さんの実力からして、当時の私の作品を読むのは、きつかったと思います。
先に述べた、小説の書き方のルールもできてないし、無駄な文章、足りない文章も多々ありました。
お互いに最終回まで読み終え『お疲れ様でした』を言い合いました。その方は、もうカクヨムでは活動しないかも知れないと仰っていました。
せっかくできた友達がいなくなってしまう、そんな寂しさがありました。
私はそこで気づきました。
私の作品には☆がまだ付いてない。
その方は最後まで読んでくれたのに☆は付けてくれなかったんです。
当時の私は正直、なんで? って思いました。仲良く読み合ったのに。コメントも嬉しかったのに。それでも☆は貰えない。やっぱり私の作品はダメなんだ。
凹みました。
でも、カクヨムを2年続けてきた私にはよーく分かるんです。☆が貰えなくて何が分かったのって?
次回に続きます。
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