Ch.1 §2 あらすじ/用語:回想 二一世紀連邦凪見浦大学~亜空間~王国(赤の森)

更新:2023-10-20


目次 短めのあらすじ/長めのあらすじ/用語


# あらすじ


## 短めのあらすじ(約200文字)


9月鮎田は鈴木の超現象紹介講演を聴く。10月末陰謀で異世界に転移の鮎田と鈴木は亜空間の白い部屋の主(布袋姿の生命体)と出会う。鈴木は自分の「念話」能力、恋人高橋の陰謀加担を知る。不実に絶望する鈴木を主と鮎田は励ます。鮎田は主を師として勇者修行、陰謀に巻き込まれた同級生の桑田も訓練を共に受ける。桑田を嫌う鈴木は異世界討伐同行を拒否。主に強引に派遣され激怒するが和解。§1の討伐場面に戻る。


## 長めのあらすじ


### 第2話 回想:9月の彼女、そしてハロウインとかぼちゃ(西暦2075年)


鮎田の回想。大学四年生の9月、鈴木は桑田のことを怖がり、居合わせた鮎田は庇う。鈴木は「超現象という技術」の歴史、原理、応用、研究内容について講演する。10月末、超現巫亜種異端リアルキミアパンクの陰謀で、ハロウインの夜に鈴木と鮎田は亜空間という特殊な空間にある白い部屋に転移。


### 第3話 回想:白い部屋の3人(勇者とその思い人と白い部屋の主)


ふたりは白い部屋の主(布袋の姿をした生命体)と出会う。 主はふたりの能力を見抜く。鈴木は遠隔から主と声を使わず会話できる念話能力があり、鮎田は勇者の素質を見出された。鈴木と主と3人でいることを鮎田は楽しむ。

鈴木の恋人である高橋は不実な男。浮気相手の烏池という女性と共謀して、巫術を使い鈴木と鮎田を異世界に送り込んだ。主は鈴木に高橋の裏切りを念話映像で見せ、鈴木は絶望する。


### 第4話 短い閑話:鮎田の同級生、畑中麻衣美の後悔(2074年12月の背信)


鮎田たちの同級生畑中麻衣美は鈴木・高橋の交際を応援していた。その後、高橋の不実に気づいていたが伝えなかった。


### 第5話 回想:亜空間での勇者教育の始まり


鮎田たちの励ましと主が提案した研究課題に取り組むうち、鈴木は徐々に立ち直る。

鮎田は連合を知る少数者の1人となる。勇者魔法「勇者の目」は比較的容易に習得するが、それ以外の習得には苦労する。


### 第6話 回想:贈りあい


過去に放射能汚染などで破綻しかけた世界を救う贈り物のような貢献をした勇者の話を聞いて感動した鮎田は贈りあいに参加するため頑張る。


### 第7話 回想:桑田と鮎田、そして猫と袋


桑田は巫術や薬で操られ傀儡として陰謀の下手人になったが、陰謀の被害者とされる。桑田と鮎田はあっさりとした付き合いだが友人だった。青い部屋の主(猫)の助けで回復する一方で巫術等の副作用による後遺症を負う。桑田は鮎田の勇者教育の一部に参加する。


### 第8話 回想:勇者と先輩


白い部屋の主は鮎田に美しく強くなるための指導を始め、高橋を見習うように言う。主は高校時代の鮎田のヘタレな恋愛経験を聞き出し、素直な心根の美しい勇者になるよう指導する。


### 第9話 回想から赤の森のいま:主と鈴木の千尋の谷


鈴木は桑田と討伐に同行することを拒否するが、白い部屋の主にだまし討ちのように異世界に送られる。鈴木は主に激怒後、和解して弓の修行をする。


物語は鮎田の修行の頃に戻る。鮎田は白い部屋の主から勇者魔法や記法を学び、桑田は戦士の技術を学ぶ。桑田は鈴木に気づかれないようにする術を青い部屋の主(ネコ)からかけてもらうことを希望する。


更に鮎田はグルラノガリラルの襲撃までのことを回想する。鮎田たちは特定猛獣ドドイドメキナカナベ討伐の任務を遂行。ドナートは勇者なしではドドを倒せないという。そのとき、予想外の強敵に遭遇する。


回想後、鮎田は勇者として指示を出し、立ち直った鈴木は主の念話を鮎田たちに伝え、自らも弓で攻撃する。


# 用語


## ウルデンゴーリン王国


鈴木たちが召喚された国。第六十五世界。いわゆる「ナーロッパ」。討伐は南部のライトウエルマーシュ赤の森で行われる。


## 二一世紀連邦


鈴木たちの凪海浦大学がある日本地方が属する国。第六十七世界。建国の経緯は第6話に説明。


## 亜空間


鮎田たちの師、白い部屋の主がいる「場所」。


## 超現象


21世紀後半の第六十七世界を支える技術。第2話で詳しく説明。「超現象研究A」は凪海浦大学の教養課程必修科目。§1では顔の「浄化」に「超現象」が使われる。


## 超現巫亜種異端リアルキミアパンク


超現象とは違う超自然的な巫術を使う集団。この巫術は超現象と同じく17世紀ごろの錬金術が起源。烏池と高橋はこの集団に加担して鈴木たちを亜空間に送った。


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