6コマ目 from you to me
僕の名前は
こんなにまだ暑いというのに夏休みは終わってしまう。暑いうちはずっと夏休み、そういう制度にして欲しいと心から思う。
理由は単純だ、学校が
僕みたいな
主人公、
学校に着いた孤依は2年3組の教室へと真っ直ぐ向かった。
当たり前の事だが、夏休み明けの学校で久しぶりに会うというのに、僕に話しかけてくる人は誰一人としていない。自分で考えていて悲しくなる。
この席、教室の後ろ端の窓側の席はよく主人公席などと言われるがそんなことはない。むしろ一番後ろで
教室内ではみんな、夏休みの思い出を語っている。
夏祭りだとか、家族で旅行だとか。僕だって家族で旅行には行ったがそんな事を話す親しい人はいない。
教卓の前に立つと、チョークを持ち座席表のようなものを書き始めた。もしかして……。
僕以外の人は楽しみにしているであろう、席替えだ。
夏休みに入る前にクラスの陽キャ男子が先生に聞いていた。いつ席替えをするんですか? と。それもすっごく楽しみに。周りの人たちもそれに釣られて、早くしたい! と言っていた。
本来であれば席替えというイベントはウキウキワクワクするものなんだろうが、僕は全くそうではない。
だって……気まずいんだもん。僕みたいな
えーっ……と誰だっけ? こうなるのが自然だ。実際、今の
そんな
左の前の人から順にクジを引いて行ってる。いよいよ次は僕の番だ。どうか端っこの席であって欲しい。せめて壁側。
僕が手に取った紙には23の数字が書かれている。先生が1から順に適当に書いていくため、まだどこの席になるかは確定しない。
友達と何番だったか話すグループがいくつか出来ている。毎度のこと、僕は一人である。
そして一番最後の人が引き終わって先生が番号を書き始めた。クラスは全部で34人。僕の23番目までに一つでも
そんな
あ、終わった……最悪だ。両端でも、前の方でも後ろの方でもない、theど真ん中で反応に困る場所だ。
全ての席が決定し、ため息を
現実を見たくない
え、なんか視線感じるんだけど……僕、見られてるよね……?
恐る恐る顔を少し上げて右隣を見てみると、やはり
うん、こんな人クラスに居たっけ……? っていう疑問の
「ねぇねぇ!
「え、あ、あ、はい……」
いわゆる日常会話のようなものをしたのはいつぶりだろうか。慣れない会話に戸惑ってしまう。
この人はクラスの中心的人物の
「私、
「……えっと、まぁはい……」
今まで名前呼びなんてしたことない。自分だって名前呼びされたことはない。プリントを配ったりするときは毎回「あのー、」という
「ねぇ
「こ、この前、前見ながら歩いてたら、犬の
「あはははっ!
えぇ……。
これは背景役だった僕の人生が色づく話である。
♪〜(OP《オープニング》曲『恋愛シミュレーション!』)
「うん、入りもバッチリだな!」
「だねー、なんか自分の声じゃないみたい」
「なんか緊張するわね……」
「なに
「そ、そうです……。私たちで頑張って作ったんですから……」
『
作り終えたことへの達成感や、ここからはもう変えることの出来ない緊張感。色んな感情はあるにせよ皆が楽しんで最後まで見ていた。
〜『from you to me』六話最終場面〜
「ねぇねぇ!
修学旅行三日目の自由時間、本来であれば男女混合の五人班で行動するのだが、周りの友人が二人の場を作ってくれていた。
「ちょ、かっ、
「なんでまた
五十分ほどかけて一周した二人。その間にも沢山の会話の
二人の楽しむ描写が流れたのち、よくやく千本鳥居を回り終えた。
そのタイミングで
「楽しかったね!」
本当であれば疲れていて、「僕は疲れたよ……」と言いたいであろう
「うん、だね!」
と、精一杯の笑みで言った。
「みんなのところに戻ろっか!」
「……ねぇ!」
そう
振り返る
「また、一緒に来よう!」
「それって将来、また二人で来たいって事でいいのかな〜」
今まで通り、少しからかいを含めた照れ隠し。いつもは、「からかわないでよ……」と
「うん、そう。また二人で一緒に来よう!」
今までと全く違う返しに戸惑い、そして
「ってことは
精一杯の照れ隠しを吐きながら、
「ほら! みんな待ってるよ、行こ!」
その後ろ姿を背景にキャストを映し出し、from you to meは完結した。
終わった途端、
「ねぇ
「
「えー」
だがまだ最後にやることが残ってる、それは。
「俺たちメンバーの名前を決めよう」
どういうことか分からない、そんな顔で先輩以外の三人が見てくる。
「制作会社名の様な名前と個人の名前を決めるのね」
この状況に理解を示す先輩。その通りで、例えばあの
ちなみに俺たちは部活じゃないからそんな堂々とした名前をつけることは出来ない。
いまいち理解できていない三人に俺と先輩が説明をした。説明を終えると再び和泉が
「ねこ! catは入れたい!」
今日の
「
俺たちはとりあえず、紙の真ん中に
「
「育つって意味だっけー?」
とにかく分からないものには口を出さないのが一番だ。育つだろうがそうでなかろうが分からないから俺は黙っておこう。
「確かにカタカナにしてみたら同じグローだけれど、
「う、いいやー。
「えっと、それはさ……」
言いづらそうに指をモジモジとさせる
「
アニメ視聴後、全く喋っていなかった
しかし
「あなたは本当に
「ちょっとギサキ!?」
慌てた様に
「まぁこのアニメの発案者が
「
「
「みんなでやったのだから、キャッツグローの方がいいんじゃないかしら」
キャッツグローに決まり、それからロゴを考え先輩が三十分程で描き終えた。
アニメの
俺と
「なんか本名は嫌ねぇ……それじゃみつきちゃんでいいわ! ひらがなで!」
と、メンバーで一番子供らしい名前になった。
名前も決まり、全てをやり終え応募ページへと
至って単純なもの。アニメの名前、俺たちメンバーの名前、九月に載る時のあらすじ紹介。あとはメアドとか学校名とかだ。
全ての応募内容を記入し、いざ応募のボタンを押す時。
この時のために俺たちは頑張ってきた。そう考えるとなんだが終わってしまうという切ない感情も生まれてくる。
だが今はその切なさよりも、全てをやり終えた。
応募のボタンを押したあと、Cats glowのここにいる五人は顔を見合わせながら笑っていた。もちろん
その日は、アニメを六話見たというのもあってそろそろ空も
特にやり残した事もなく、今日は帰ってもう休もう。そう意見が一致し、皆は解散した。
最後に
しかし、
アニメ制作中、溜まりに溜まったアニメや漫画の最新刊などを消費しなくてはいけなかったのだ。もちろん、
なんだがんだ、
当然、来るべくして来た
「……ん? 嘘だろ……」
夏休みの残り日数は今日一日限り、それに対して課題は全て残っている。これは夢だ。そう思い、テンプレ通りに顔をつねってみる。
「いてっ……」
当たり前のように痛みは感じ、今日が夏休み最終日である事をしっかりと認識した
「大丈夫だ、まだ一日も残っているんだから! アニメのキャラとかだって最終日に徹夜して終わらせてたじゃないか!」
独り言を呟きながら数学、英語、物理などの課題として出されたものを机に取り出してみる。
……終わった。宿題が終わったという意味では無論ない。ゲームオーバーの方の終わりだ。
先ほどまでの独り言を吐く気力すら失い、ベッドに横たわりスマホを手に取ると、新しくCats glowに名前が変更されたグループ
『宿題、全部終わった!』
と、ニコニコな猫のスタンプ付きで送信している。
それに
「全部は終わらないかもしれない、だが! 終わらせることの出来るものはあるはずだ!」
そう言って机につき、いざ勉強を始め出した。
時間は14:23。机につき、課題を進めてようとしていたはずの
あれからまず、一番早く終わるであろう漢文の問題を解き始めた
何を血迷ったのか、部屋の本棚の前に置いてあった紙袋に目を付けてしまった。夏休みの間に買っていた【うちはギャルだけどオタクのアイツには優しくしない】というギャル系のラブコメ小説の七巻まで。
あまりアニメも見ない、小説も読まない
まぁおおかた、アイツは
ともかく、課題が終わっていないということだ。
課題から目を逸らしながらリビングに降り、昼食を取ってから、ようやく真面目に課題に取り込み始めた。
夜の九時になっても尚、終わる気配はなかった――。
――君、雨に濡れるのが趣味なの?
――私も、おんなじ様な事あったから分かるなー。
――それじゃー、お互い頑張らないとだねっ!
あれは中三になる前の春休み。
――バイバイ
普段は【
その事をただ悔いていた
「ホタちゃーん! もう朝よー!?」
ドアのノック音と共に母親の声が家の中にも俺の耳にも響く。
机の上で数学の問題集とノートだけが広がっている。
「起きた起きた! すぐ下行く」
とりあえず母親に返事をし、学校への支度をしてる最中、「なんで今頃あの時の夢を……」と、いう風に疑問に思っていた。
登校している中、俺はいつもより足取りが重かった。
その理由は単純だ。今日が『
断じてそうではない。大事なことだから二度と言った。
「あーっ! 緊張してきたっ!」
「
自分のことが話題に上がったのにも関わらず全く話し出す素振りがない。
「どうした
若干声の震えを持たせながら聞いてみる。俺も緊張してるからだ。
「わわわわわ、私だって、もちろん緊張してるよー」
話始めでは緊張してるのが伝わったが、語尾の話し方でやはり半減する。
あれから
その間も俺と
「不安の言葉は繋げば繋ぐほど、更に不安になるものよ」
と、俺たちを
この日の学校は授業はなく、二学期の始業式をした後にホームルームをして放課といった流れ。大体一時前。
放課後は
学校に着いてからは課題をやっていないことなど頭に出てこないほど、アニコンの結果で頭がいっぱいだった
普段は寝るはずの校長の休み明け挨拶、
そして運命の放課後。
結果が出る十五時までは最後の
十五時から五分前。『
いよいよ十五時になった。なのにも関わらず、
「
「はぁ、やっぱりヘタレよね
「
「オタク先輩……遅いです……」
「ほらほら
背中を押してもらってるという感覚よりは、横になって一緒に進んでくれてる。その方が正しいだろう。
俺は
でも、
むしろこっちにきて正解だったのかもな。
Cats glow、みんなの想いが伝わり
アニメ的展開であれば、ここで賞を取っているのであろうが、意を決した先には
最優秀賞『桜坂高校アニメ研究部』
海夏賞『――、――、――、――』
最優秀賞にも特別賞、
今にも泣いてしまいそうな感情は押し殺し、精一杯笑って
「まぁだよな……! 分かってたけどさ、けど……」
やはり笑顔の裏には涙が浮かんで見える。
「悪い、ちょっと一人になりたい」
そんな
足取りの重い中、それでもある場所にしっかりと向かって歩いていた。
今朝の夢の記憶があったからだ。
あの場所は
いつもの帰路から少し外れた住宅路。その一角に細い通り道があった。
数十メートル歩いた所にブランコだけがある小さな公園。
昔は砂場や滑り台、鉄棒にシーソーなどもあったが、今やブランコのみとなっている。
勇逸のブランコでさえ、
そんな知る人ぞ知る場所。
スマホで
「
このアニコンでは通年、応募したアニメは別ページにて全話見れる事になっている。
そっちのページへと移り、
自分たちのアニメが悪かったとは思わない。ただ比較対象が悪かった。
アニメの一コマ一コマがまるで別物。本当に同じ学生が作ったのか疑ってしまう。
一人一人の声も編集力も比にならない。いくら
こんなにも悔しくて、悲しくて、今にも全てを投げ出したくなってしまうくらいなら、初めから負け試合をしなければよかった。
アニメ一話も中盤まで来て、主人公が現実世界で死んでしまい目を覚ましたら魔王になっていた。
ますます
「やっぱりここにいたんだね、ここ探しにくいよー」
声の先を見ると、前の記憶と今の景色が重なり、
「バイバイ、
一度、
理由はない、なんとなく足が向いただけである。
その日も
幸い、小雨が降ってきた影響もあって涙は隠されて。
「君、雨に濡れるのが趣味なの?」
顔を上げると猫耳付きの黒い傘を刺した、茶髪の長い髪の女子が首を傾げていた。
そんな悪趣味のあるやつなんぞいるわけがないだろ。そう思いつつも
「いきなり雨が降ってきたんだから仕方ないだろ」
「あれ、もしかして泣いてました……? 一人にした方が」
「いや、別に大丈夫ですけど、」
出会い頭は敬語は使っていなかったが、自然と堅い口調になっていた。
「ここ座っていいー?」
「もう座ってないか?」
そんなありがちな会話でも今の
小雨だからか、
ギィーギィーというブランコの音だけ続き、会話は完全に途絶えていた。
この人はただブランコをしにきたのか? こんな裏ルートにあるような公園に? そう思った時、女子はゆっくりとブランコの流れを止めた。
「ブランコってすぐ飽きるねー。小さい頃はもっと楽しかったはずなのにね」
「えっと、そうだな、?」
反応に困る会話。なぜなら五分ほどブランコをこの女子は楽しんでいたからだ。
「何があったの? 私で良ければ話聞くよー?」
回りくどい聞き方はせず、単刀直入に。まだ出会って数分だが悪い人ではない、それはわかる。
今はそんな人柄よりも、誰かと話したかった。この悲しみを打ち解け合いたかった。
不幸な事に
「――――――でな。別れを告げられたんだ」
「えっとー、つまり二人は付き合ってたの?」
今のエピソードの中にそんな描写は一つもなかった。最後の言葉だけしか聞いてなかったんじゃないか? 自分から聞いたくせに対応が実に
「ごめんウソウソ。私も、おんなじ様な事あったから分かるなー」
「おんなじこと……?」
「うん、中二の頃の話なんだけどねー、
いたんだよね、文脈の過去形でなにやら不穏な空気を察し真面目に耳を傾ける。
「小学校の頃から仲良かったんだけどね、中二の頃に
女子はこのような話題なのにも関わらず、変わらず単調な調子で話づける。
「ホントなら私がそばに居て、味方になってあげるべきだったのにさそれが出来なかったんだよね。……だから
「え、まさか……しん、」
ハードなイジメの先に自殺をした少年が転生をして、そっちの世界で少しづつ人と打ち解け合うアニメを見たばっかりだからだろうか。嫌な予感がした。
「いや、死んでないよ? 勝手に私の友達を殺さないでよ。引っ越したんだよー、もうひどいなー」
「す、すまん」
とりあえずこれは俺の落ち度である。謝っておこう。
それはそうと、思っていたより『おんなじこと』という状況に近い。
俺の謝罪も、相変わらずの何を考えているか分からない表情で流して、声を広げるように言った。
「会えるか分かんないけど、次会える時が来たなら絶対に、あの時はごめんって、ホントはこれからも仲良くしたいって言おう、それが私の目標なんだよねー」
自分と同じ
「俺も
「うんうん! それじゃー、お互い頑張らないとだねっ!」
あの時の笑った顔、特徴的な話し方と声。
立ち直るキッカケをつくってくれた恩人を忘れてた訳ではない。あまりの外見の変化に気づいていなかった。
「
「よかったー、まさかあの時会った
あまりにも
「今日は泣いてないんだねー」
「別に前も泣いてたわけじゃないしな」
一応誤解は解こうとした
「まぁな、あの時はどうすることも出来ないって状況だったけど、今回は
圧倒的な差を見せられると人は、悔しさよりも納得の感情が出てきてしまう。俺は今回のことでそう思った。
「
「あのさ、
「
「
「なんなら私が一番悔しいんだよ!」
そう言って取り出したのは
今まで二人で本読みをして、セリフを入れてきた。だけど俺は
「なんで
台本に指が食い込みクシャッとなるのが分かる。
「じゃあなにを俺は言ったらいいんだよ!」
何に怒りをぶつけてるのか。
「だから、
なんと言っても台本の書き込みを覗いてみると、見覚えのあるキャラの名前が書かれていて、【――みたいに可愛く】【ここは――みたいな冷静な声で】
一つのアニメだけじゃない、幾つものアニメのヒロインキャラの名前と、自分のセリフに対する自分なりの考察。
「
「違うよ……なんで、なんで何も悪くないのに謝るのさ……」
雨の滴ではない。
「なんで、
メンバーの前では泣かない、そう決めていたのに。
「
まだ涙声で携帯を取り出すと、来年度の応募ページが。
「
それがどういうことか、言わなくても
「どうしてそこまでアニ研にこだわるのさ、私たちは別に部活じゃなかったけど応募したじゃん」
「確かにそうだけど……」
涙を抑え、二人は静かに話している。
「第一、奇跡でも起こらない限り俺たちが勝てる訳なんて――」
俺は
前に一度、
「
と、
百八十度回転すると大きく息を吸って。
「それじゃー、私たちで
この明るさ、この声の雰囲気は
けれどこの感情は紛れもなく
「和泉、お前バカだろ」
確かに俺は落ち込んでいた。自らを貶さなくてはやっていけないほどに。
だけど和泉の声と今までは見たことないくらいの笑顔を見ると自然と俺まで笑顔になっていた。笑っていた。
「いやいやー、
二人はお互いに笑い合い、今までの悲しみムードが一瞬にして吹き飛んだ。
笑ってる理由なんてわからない、多分ないんだと思う。
でも俺たちは笑っていて、俺は自然と声に出た。
「ありがとな、
「うん、合格」
一度は諦めかけてしまいそうだった夢。
今は明確に来年のアニコンで入賞する、
それは俺だけの夢ではなく、
俺たちの話も落ち着きがみえそうになったタイミングで、何やら角の方から騒がしい声が。
「ちょっと、押さないでもらえるかしら」
「はぁ? ギサキがずっとそこにいるからあっちの会話が聞こえないんだっつーの!」
「あ、ぁぁ、
ピタッと目が合った。なぜか目が合うとどうでも良くなったのか堂々とこちらへ向かってくる。
「ふんっ、偶然ね。こんなところで会うなんて」
「いや、明らかに帰り道と違うだろ」
思ったことをそのまま、実際こんな隠しクエストでしか来ないような場所なんだから仕方ない。
「はぁ、
「ちょっ、それは言わない約束じゃ……!」
「
「うぐっ……」
「あーもう! なんでいつも私が最終的にこうなるのよ!」
と、言うと横の
「えっと……一人で帰るのが嫌だったので着いてきただけですよ?」
「もうっ!」
こんな何気のない、ばからしくもある会話は
でも今はこのメンバーでの会話一つ一つが宝物のように感じる。
それはきっと、俺たちの絆がこの約半年の間に深まったからなんだと思う。
結果はどうであれ、俺たちにとって無意味な時間じゃなかったんだ。
「
三人とも話をやめて、
「これからもみんなよろしくな! 来年こそは最優秀賞だ!」
言って
しかし、俺たちの気持ちが統合した三日後、
オタクな俺が、別次元の君に恋をする。 梓衣ユウ @Azusai_yu
★で称える
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