第75話 対戦前の休息
会議報告は終了した。みんなの顔を見渡す。
みんな疲れている。僕も疲れている。
「会議は終了した。みんなも疲れているようだ。数日はこのベルシアで休息をとることとする。解散。ゼリ、みんなを頼む。」
「はい。ご馳走の用意はしてる。任せて。」
「ありがとう頼んだ。」
ケブンが「バル様、お部屋をご用意しています。
食事も2階へどうぞ。」
「ありがとうケブン。」
「バタン」ドアを両手で押して開けた。
「眺めのいい部屋だ。」バルコニーも開いておりベルシアの町が見える。ここは空間座標78W34Nかろうじて太陽の光も届いている。
ケブンが「ジル殿が古代宇宙嵐モンズに移動され、新たな全宇宙の支配者バル様が誕生されたというのに、こんな時空の狭間で申し訳ない。
表宇宙の通常の空間座標にベルシアがあれば
もっと、もてなすこともできるに残念です。
エンドのアボレイ星について情報は何かご存知ですか?」
「いや、なにものない。さっき報告にケブンから聞いて初めて知った。
ただ古代宇宙嵐モンズ星から帰還した時点で、明らかに町の景色人全く変わっていた。あらゆる所に監視カメラ。
エンド、アボレイ星の王Dは機械人間だったな。」
「はい。そう報告があがっています。」
全くの機械AIであれば、戦いは、容易い。
核の中枢一箇所を攻撃すてばいい。
しかし機械人間は半分が人間だ。感情を持っていることが、厄介だ。」
「そうですね。機械か人間かどちらかひとつだったら良かったですね。しかし、今、我々は、
戦闘力にことかかない状態です。
ケル星の最強の戦士が勢揃いしています。
もちろん、私も含め、現役ですよ。」
「そうだったなケブン。頼りにしている。」
「はい。お任せを。」
「期待している。」
「はい。では失礼します。」
ケブンは部屋をでていった。僕は大きな背もたれのソファに両手を広げて深く座った。
僕はゆったりと脳内を整理した。
エンドの王Dは半分は人間だ。人間が機械と合体。理由はともかく、そういう人間の分析を僕は行う。人間的に考える。
アボレイ星Dの性格分析。彼は怖がりである。人間の友達は極端に少ない。人を信用しない。
セキュリティは高い。機械にかなりの信頼度をおいている。
仮にDが異常に病的人間嫌いだった場合、彼は自分自身で出した答え信じないかもしれない。
あの異常な監視カメラの数がそれを物語っている。としたら彼の機械の中枢をハックして彼を内側から壊す。
あるいは機械命令の組み込み戦略でも良さそうだ。全宇宙の支配?D お前では役不足だ。
あの横柄な、ばかネズミ、ジルのあとは僕しかいない。僕のいない間によくも荒らしてくれたなD。きっちり返してもらうぞ。
戦略は完成だ。しばらく・・・眠気が•••
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