第53話 宇宙海賊キャプテンK

次元線の重い電磁波を壁を突破し、僕らは太陽のある表宇宙に着いた。

「きれいだ。」太陽の光線があたる星は朝を輝いている。その反対側は真っ黒な正解一つの空間に反するものが存在するときそれぞれの反する存在はその自身の価値を認識できる。

僕はもう一度、連呼する「きれいだ。」

人型に変身したジルが「バル、鈍いお前でも何か、わかったようだな。」

横のエルダも「そうだ。この世界がこの景色を僕は欲していたんだ。」

エルダがジルの頭を「ポコポコ。ずるいぞジル。こんなに表宇宙はきれいなんだな。僕もこっちで過ごしたかったぞ。ジルは僕で僕はジルだろう。待遇が違いすぎる。50億年は長かったぞ。」

ジルが真顔で「すまない。もう1人の僕。エルダ。まあー過ぎたことはいいってことで。

えへっ。」笑ってごまかしたなジル。

喧嘩しているようだが単なるじゃれ合いだ。

所詮2人は同一人物。同じ無から生まれた核から造られた生命体だ。

ギルが「バル、失くしてわかったが。表宇宙は本当にきれいだ。反発する存在、物体があってこそお互い成長できるんだな。」

「そうだな。裏宇宙、ブラックホールダーク部隊の星は暗やみのなか単一元素物体しかない。案外真っ暗なブラックホールダーク星の裏宇宙の方が案外幸せかもしれないな。」

いや、僕は頭を左右に振り。「いや、いや間違えだ。撤回する。太陽の存在する、反する存在のある表宇宙がいい。そうだ。奪還するぞ!」「おー!」

みんなの気持ちが表宇宙空間を走り抜ける。

「パンパン、パン。」拍手をしながらラコーニが現れる。

「やっと来ましたか。鈍いお兄様。バル。」

ラコーニが我々の前に現れた。もちろん付き人黒服の爺やもいた。

僕はみんなの前にでた。

「ラコーニ、話があって来た。」

「それはそれはお兄様バルの頼みとあらば。聞くだけ聞いてもいいが。」

「ラコーニ様、いけません。この場で彼らを消滅させます。」と同時に破壊光線が宇宙空間を我々めがけて放たれる。

エルダが「偉くなったものだな。宇宙海賊キャプテンK。」

「さて誰のことでしょうな。」

エルダが「そこの若きモンズ星人ラコーニよ。

もしや忘れていないだろうな。」

ラコーニにが少し考え「キャプテンK,まあいい。我々の星、ギラル星に招待します。

話はそこで聞きましょう。

それに裏宇宙ではエルダ様には世話になったしな。」ラコーニは何故かエルダに敬称をつけた。

僕らはラコーニについて宇宙空間を飛んだ。

次元線を越える前にラコーニのおおよその、所在地を電磁波エネルギーで感知し次元線を越えた。そのおかげでラコーニの星、ギラル星まではすぐだ。並行してジルが横を飛行。

「バル、下調べした僕って賢いなんて、頭の中でニヤッとしながら飛んでいるな。」

「ドキッ」とした。「ジルどうして分かった?」

「バル、お前の考えていることは、手に取るようにわかりやすい。それに顔に出てるぞ。」

「そっか?」

「だれよりKには気をつけろ。所詮ゴネてもラコーニはお前の弟、モンズ星人だ。話せば分かる。がKは違う。修羅場を多く経験し過ぎている。自分の出来なかった理想をラコーニに押し付けている。それにKからは今、生命体エネルギーが感じられなかった。死人かも知れない。」

「えっ?」

「地球で言う、物体のない幽霊?宇宙人の僕らも幽霊になれるの?」

ジルが声を強めて「この全宇宙は私が造った。宇宙人も地球人も基本生命体は同じだよ。」

ギラル星が見えて来たぞ。

















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