第46話 バム奪還
瞬間移動でルナ姫の目の前に僕は立つ。
そして「バーン」僕はルナ姫を撃ち抜く。
あまりの速さに周りの目はついて来れなかった。
激しい音のあと。ルナ姫は地面に落下。
僕の腕の中、バムは奪還成功。
ギルが僕の元に。ギルはそーっとバムを自分の腕の中へ受け取った。
「ギャー」アンの悲鳴。
「ルナ、ルナ、姉さんー」アンが叫び続ける。
次の瞬間、アンは僕を攻撃。
彼女の光線は弱すぎて僕にあたらない。
急に反逆を起こしたルナ姫。敵だが、アンにとっては、双子の姉妹だ。僕は、ルナを撃ち抜いた。アンの光線が容赦なく狙う。
届かない。アンの手をクレアが止める。
「放して、バルがルナをルナを…」
上空ではジルとエルダもみんな動きを止めている。
突然強い光が「はい。はい。そこまで。」
聞き覚えのある幼い声だ。
あの時の、溺れかけの海で僕が助けた子供だった。
ジルが言っていた僕の弟。「ラコーニ。」この宇宙の王になる男だとラコーニは僕に言っていた。
「ラコーニ、どうしてここに、子供の君が?」
エルダがあきれ顔で僕を見る。「次期宇宙嵐モンズ星の王は見抜く力も持っていないのか?」
エルダが軽いγ電子イオン電磁波をラコーニにあてる。
緑の髪、少年の姿に変身た。「えっ?」
「お久しぶりです。お兄様。バル君。」生意気な口調だ。だがどうしてこの状況でここにいる?
「バル君、驚いているようですね。僕の姿ですか?それともこの状況ですか?
いいでしょう、今は我々以外地球上の生命体の時間は止まっています。
我々には時間があります。何も知らないお人好しの大したことないお兄様、バル君に説明してあげましょう。いいですね。ジル、エルダ。」
エルダが片手をあげ「全軍、戦闘をまて。」同じくジル、僕らも戦うのを中断した。しかし、倒れたルナを抱きしめてアンだけが僕に攻撃の光線を打ち放し続ける。「邪魔ですね。お兄様。あの女は私が...」と手をあげようしたラコーニにの腕を高速で握りにらんだ。
「わかりました。彼女はお兄様、バル君の大切な人のようですね。いいでしょう。ジルはもう2度、蘇生電磁波を使い果たしています。今はエネルギ―はないようですね。
エルダ、君が彼女をそそのかしたのですよね。君が蘇生電磁波を使って助けてください。」
「ラコーニ、まだ宇宙王にもなっていないお前が、私に指図するとは、偉くなったものだ。拒否したらどうなる。」
「こうなります。」ラコーニには片手をあげ、強い光線、γ電子イオン電磁波を打ち放った。エルダのブラックホールダーク部隊の瞬時に半分が消滅した。
「わかった。やってやろう。」
エルダが僕に「バル、貸し出だぞ。」
エルダはルナのもとへ急降下。ジルが出したエネルギーの光と同じだ。
程なく、ルナは目を覚ます。アンが泣きながら、ルナを抱きしめる。
ジルが僕のそばに来る。「バル、お前の弟どうだ?勝つ自信はあるか?」
「ジル、僕を誰だと思っている?宇宙最強、宇宙嵐モンズ星の次期王だ。」
「そうだったな。」
「ジル、教えて欲しい。実際、もう1人の自分エルダとの戦闘で本気で戦っているようには見えなかった。なぜか、僕にはそう見えた。」
「バルには見透かされていたか。そうだ。その通りだ。実際、50億年も俺様もエルダも生きている。我々はお互い後継者を探していた。それがバルお前と弟のラコーニだ。それに我々は地球人的に言えば死んでいる。消滅している。存在していない。」
「えっーーーーー!」
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