第45話  月人 ルナ姫の反乱

戦闘は繰り広げられる。この座標78N34Wの星だけが、皮肉だが光線によって

光輝いている。眩しい。

戦いながら僕は脳内でジルとエルダが衝突時にどちらか片方が消滅しなかったことに少し違和感を感じていた。どちらも存在。どちらも敵意のエネルギーは感じとれたが、それ以上彼らのエネルギーは反発しなかった。なぜだ?ドッペルゲンガーの現象は偽りのガセネタなのか。それとも...

目の前の少年が「君、バルだっけ、本当に君は嫌な奴だ。僕がこんなに全力で戦闘体勢で挑んでいるのに考えごとかい?君の脳内はだだ漏れだ。」

彼の光線が僕の腹に今度は深く入った。「ゲホ、ペッ。」腹の中から血が吹きあがる。僕は劣勢に傾いたようだ。だが。「少年、まだまだ。これからだ。」僕は全エネルギーを体内から放出。光の矢が少年を突き刺していく。

「いてー!」少年が叫ぶ。彼もまた彼の全身から全エネルギーを放出した。

「そこまでよ。」戦闘地全域のものの脳内に声が響く。

ルナ姫の声だ。「バムを捕まえた。戦闘をやめなさい。彼女は2回、すでにしんでいるわよね。」

ケルの手が動きが一番に止まる。ジルも宙に浮いたままだ。

ギルが叫ぶ「やめろ!」

ルナ姫がバムを確保してエルダ側に飛ぶ。

ケブンが「ルナ姫、君は仲間を救うんじゃなかったのか?月人はどうなる。」

ルナ姫が「ケブンには悪いけど、騙されてくれてありがとう。私はこの日を待っていたのよ。宇宙創設者のジルじゃ、私の月は月の星は復活できない。月を造ったのはジル。そして住めなくして破壊したのもジル。自分の星を破壊されて、復讐を考えないものはいないわ。すべて、ジルあなたのせい。返して。月と仲間すべてを返して。」

座標78N34Wの戦闘エリアの戦闘が止まる。

ブラックホールダーク部隊はすべてエルダの元に集結した。横にはバルを確保しているルナ姫がいる。

アンが叫ぶ「ルナ、間違ってる。バムは月人に関係ないわ。関係ないバムを巻き込んで間違ってる。離しなさい。ルナ!」

「何をわかったようなこと言ってるのよ。

アン、あなたはいつもきまぐれで自由。あの日も勝手に飛行経路を一人はずれて行方しれず。どれだけみんなが心配したことか。私がどれだけ。」ルナの右手がバムをつかみ握りつぶそうになる。

「痛い。」バムが叫ぶ。

僕は「やめろー!」声と同時に瞬間移動。

僕はルナ姫の目の前に。

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