第3話頑張れ!肛門様
それは、突然襲ってきた。
地下鉄の階段を上りきると、全身に電気が走ったようだ。
ピシッっ!
う、ウンコがしたい。冷静になれ!僕!
僕はタバコに火をつけた。
これで驚く様な回復をみせればいいのだが……。
しかし、現実は非常である。
肛門からプスプス、ガス漏れ。
コリャ、久しぶりのオオモンだ!大間のマグロもビックリ。
ハァハァハァハァ。
我慢しろっ!スーパーまで、あと20メートル。
だが、肛門を締めながら歩いているので、その20メートルがやけに長い。
したいからするのは、乳幼児だけだ。
僕は44歳の立派な大人。
もう、周りからオジサンと呼ばる年齢だ。
いや、初老。
だからか!肛門のバルブがゆるいのは。
トイレにたどり着いた!
やったー!僕は勝った!ウンコに打ち勝った!
出るわ出るわ、この魔物めっ!
……?
パンツにウンコが付いている。
し、しまったぁ〜。間に合っていなかった。
チョビ漏れ。
試合に負けて、勝負に勝った!
これだけのオオモンを、チョビ漏れで済ませた僕の肛門様に感謝だ。
しかも、トイレは詰まりかけたし。
帰りは、大股で歩いた。そして、速攻シャワーを浴びた。
僕は一生、この魔物と戦わなくてはいけない。
ストレスで過敏性腸症候群を悪くしているのだ。
今日は、会社辛かったしなぁ〜。
こんな話しは、何話でも書けるけど恥ずかしいよね。
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