#6, 透明花火

◆作中の表記ルール等は、適宜、以下よりご確認ください

 →https://kakuyomu.jp/users/samgetan160/news/16817330661649374299



【6-1】———————————————————————————



◯電車内(昼)


   花村、ひとり座席に座っている


アナウンス「まもなく外苑前──……」


花村「──……」

   手元のプレイリストの紙に視線を落としている


   手元のアップ、プレイリストに書かれている“外苑前”の文字



◯駅のホーム


アナウンス「外苑前 外苑前です

 ドアが閉まります──」


花村「──……」

   電車を降りて、徐に辺りを見回す



  *   *   *


◯屋外、駅前


花村「“外苑前”って…

 …神宮球場?」

   プレイリストの紙を見ながら、記憶を辿るように考えを巡らせる


  *   *   *


花村「…あれ

 ここ──」

   既視感のある店の並びに、ふと足を止めて


花村M「…通ったことあったっけ


 “あの頃”に」


   無言でプレイリストを見つめて

花村「──……」


   引きの画、歩き出す花村


  *   *   *


   道の脇の店などを見遣りながら歩いていく花村の姿


花村M「元来──


 そんなに どっかに

 出掛けるようなタイプでもないし…


 “あの頃”──


 大学と家との往復経路 以外で

 どっかに行く時は


 大概 サークルのイベント事か何かで…


 そんな特別な思い出の一コマには──」



花村「──……」

   見覚えのある店の前で立ち止まり、じっと見つめる


花村M「いつも乙川が居た気がする」


   ×   ×   ×

   (回想)

   ◯屋外、タバコ屋前



   花村と乙川、ふたり並んで炎天下の中を歩いている


乙川「…あっち〜

 徒歩3分とか 絶対ウソだから」

花村「はは…

 だね…」



乙川「ちょい…

 そこで休憩」

   少し先のタバコ屋を怠そうに指差しながら


花村「ああ…

 タバコ買う?」


   タバコ屋の目の前に着き、その庇の下に入る

乙川「(軽く顔を顰めて)いや なんで

 吸わないし」

乙川「ただ 日差し

 遮れるからってだけ」


   同じように庇の下に入り、乙川と並んで立つ

花村「ああ…

 そっか…」



花村「…乙川

 吸わないんだっけ」


乙川「嫌だよ

 臭いし」

   隣の花村の方に向いて

乙川「お前は?」


花村「え 俺…?

 …いや ないないない…!」

   有り得ないといった風に、慌てて顔の前で手を振る


乙川「(軽く苦笑しながら)だよな

 煙いしさ」



店主「んっ──

 ゲホ(咳払い)」

   目の前での不躾な発言に対し、咳払いで抗議する


花村「──!」

   店主の抗議に気付いて焦る


   店主の方に軽く振り返って

乙川「あ やべ…

 すいません」



店主「んん…」

   帰れと言わんばかりに

   新聞を繰りながら、再び喉を鳴らす


乙川「っ…(笑って)」

   へらっと笑って、店主に会釈する



   隣の花村の方に向き直って

乙川「場所 変えよ」

花村「うん…」



   再び日差しの中へと歩き出して

乙川「あー “ジューじゃん”する?

 か アイス」

   乙川を追うように、日差しの中に出て来る花村の方を軽く振り返って


   緊張が解けたように、軽く微笑んで

花村「…うん

 いいよ」



   引きの画、炎天下の中を並んで歩いて行くふたりの背中


  *   *   *


花村M「振り返れば…


 好きなところばかりを思い出す

 適当で… 緩くて──」


   コンビニ前でじゃんけんをするふたり

   弾けるような笑顔の乙川


花村M「──自由で


 でも 絶対に

 最後の最後で──


 無礼だとか 粗野だとか

 品のないことは しなかった」


   歩きながらアイスを食べているふたり

   乙川、食べ終わった花村に手を差し出し、そのゴミをレジ袋に入れる


   ×   ×   ×

   (回想終わり)



◯コンビニ前


   花村、礼服姿でひとりアイスを食べている



花村「──……(思い耽っているような表情で)」


花村M「そもそも俺が──


 乙川の

 “好きじゃなかったところ”なんて…


 ただ “一方通行な想いが辛かったこと”

 ぐらいしかない」



花村「──……」

   食べ終わったアイスのゴミをまとめる


花村M「乙川にとっては──


 何でもない日常のひとつ

 だったとしても


 俺にとっては

 その全部こそが──」


花村「……」

   アイスのゴミをコンビニ前のゴミ箱に捨てる



花村M「正しく “青春”だった」


   ゴミ箱内からの画、

   一瞬の暗闇の後ゴミは落ち、丸く切り抜かれたような青空が見える



【6-2】———————————————————————————



◯公園


   寄り、歩みを止める花村の足元


   前方を見つめる花村の顔のアップ

花村「…あった

 ここじゃん」


   一気に引いて、公園の全景、花村の辿り着いた場所が分かる



花村M「神宮球場での花火大会後(あと)──」


花村「──……」

   前方の噴水を見つめたまま、徐にスマホを構える


花村M「その盛り上がりの

 冷めやらぬまま──」


   寄り、スマホ画面のアップ

   噴水広場を写真に納める花村、その写真にオーバーラップするように、回想シーンに繋がる


花村M「近くの公園に行って

 手持ち花火をした」


   ×   ×   ×

   (回想)

   ◯公園(夜)


   ぼんやりと映る幾つもの人影

   あちらこちらから楽しげな声が聞こえてくる


女子A「え〜 ねえ?

 久しぶりだよねえ」


女子B「あ ねえ

 バケツは〜?」


男子「そっちライター持ってる?」

   ×   ×   ×


花村M「みんなにとっては

 球場での花火の方が──


 “メインの思い出”なんだろうけど…」


   ×   ×   ×

   (回想)

   ◯神宮球場(夜)


花村「──……」

   少し離れた場所から、他のサークルメンバーらと楽しげに笑っている乙川を、静かに見つめている


花村M「…俺は

 俺にとっては──」


   ×   ×   ×



◯(回想)公園(夜)



乙川「なんか久しぶりな

 気ぃすんだけど」

   不意に花村の隣にやって来て、話しかける


   ぱっと乙川の方に向いて

花村「え…?

 …あ うん…」

   唐突な乙川の登場に軽く驚いて


乙川「花村 どこ座ってたの」


花村「あー えっと…

 Bの8…? とかだっけ」


乙川「あー そうなんだ」



乙川「すんごかったな

 花火」


花村「ああ…

 だっけ」


乙川「っ…(笑って)

 “だっけ”って」


乙川「(軽く笑いながら)お前 見てなかったのかよ」


花村「や…

 そういう訳じゃないけど…」



乙川「ビールの売り子のお姉さん

 ばっか見てたとか?」


花村「いや…! なんで…

 …ないよ」


乙川「あっははは──

 焦るとか怪し」


花村「(軽く拗ねたように)違うって…

 …本当に」



   花村の方に向いて

乙川「(ふっと静かになって)なら 花火じゃなくて

 何見てたんだよ」


花村「え…?」

   一瞬見つめ合うふたり



花村「…俺──」

   言いかけるも、乙川の言葉によって塞がれる

乙川「はい」


花村「…え?」



乙川「花火

 花村もやるでしょ?」

   手元には花火を数本持っており、花村に差し出している


花村「…あ

 うん」

   徐に花火を受け取って


乙川「ちょっと待って

 火貰ってくるから」

   言って、前方で盛り上がっている集団の輪に歩いていく


花村「──……」

   歩いていく乙川の背中を見つめている


   ×   ×   ×

   (回想)

乙川「なら 花火じゃなくて

 何見てたんだよ」


花村「え…?」

   ×   ×   ×


花村M「一瞬──


 全部 見透かされてるような気がした

 …いや いっそ──」



   閃光を放つ花火を手に、花村の下にやって来て

乙川「ほら 火貰ってきたから

 早く早く…!」


花村「ああ… うん…!」

   火の消えないうちにと、慌てて自身の手にしている花火を前に出す



乙川「おー…

 ヤバい ヤバい ヤバい!」

   火花を散らし始めた花村の花火を見て、楽しげに笑う


   花村の方に向いて笑いかける

乙川「な──

 なんか懐かしくね?」


花村「…うん」


花村M「“見透かしてくれ”

 わざわざ言葉になんかしなくても…」


   花村の花火を眺めながら

乙川「えー それ 色変わるヤツじゃん

 いいな〜」


   自分が手にしている、まだ火の付いていない花火を差し出して

花村「あ… じゃあ こっち…

 やる?」


乙川「うん

 じゃ 交換しよ」

   自分の花火を差し出して


花村「ああ… うん」


   並んで花火をしながら話すふたり


花村M「そんな勇気なんて到底ないから

 だから…」


  *   *   *



   共にしゃがんでいるふたり、互いに火花を散らす線香花火を眺めながら話す


乙川「でっかい花火もいいけどさあ…

 こっちも綺麗だよな」

花村「うん」


乙川「てか 俺は手持ち派かもなあ」

   花火を見つめたまま、ぼんやりと話す

花村「──……」

   そっと乙川の横顔を見つめて


   引きの画、並んでしゃがんで、花火をしているふたりの背中

花村「うん 俺も…

 …そうかな」



   急に火の勢いが小さくなり、ふっとふたりの目の前が暗くなる

乙川「…え?」

乙川「ヤバい ヤバい…

 これ 火終わんじゃない?」


花村「え… マジ…?

 …あ でも──」


花村「まだ持ってる? 花火」

乙川「ああ うん

 こっち…(脇の地面を振り返って)」


乙川「ヤバい ヤバい…!」

   新しい線香花火を、まだかろうじて火のついている花村の花火に、急ぎ寄せる

花村「ギリ持つ…?」

   ふたり肩を寄せ合うようにして、じっと花火の様子を見守る


   暗いままの辺りを前にして

花村「…あ 消えた…?」

乙川「え… どう──」


   乙川の言葉を遮るように、不意に目の前に一気に明るさが広がる

乙川「──!」

花村「──!」



乙川「……!」

花村「……!」

   不意に明るくなり、肩を寄せ合っていた分だけ近くなっていた、互いの顔に驚いて

   一寸見つめ合うふたり


花村M「この心象風景が──」



   隣の花村の方に向いて

乙川「あっははは──!

 (笑いながら)めっちゃギリじゃん 持ったね」

花村「…うん」


花村M「俺から見えている

 “この世界”が──」


乙川「ああ ほら」

乙川「花村もまだあるよ

 線香花火」

   言いながら、脇に置いてある線香花火を手に取り差し出す


花村「ああ うん」

   線香花火を受け取って



   線香花火を見つめたまま、ぼんやりと口を開く

乙川「なんか…」


乙川「“青春”って感じじゃない?」

   隣の花村に緩く微笑んで、花火の光でその顔が照らされている


花村「──……」

   乙川の顔を見つめる


花村M「テレパシーみたいに

 君に伝わればいいと」



   寄り、ふたつ並んで火花を散らす線香花火のアップ


   花火のアップの画のまま、音声のみで

花村「──うん」


花村M「そんなことを ひとり願った」




【6-3】———————————————————————————


◯電車内


   ひとり吊り革を持って立ち、電車に揺られている花村


アナウンス「次は中野です」


花村「──……」

   電車内の液晶ビジョンを見遣る


  *   *   *


◯駅構内


花村「…あっつ」

   脱いだジャケットを腕に掛け、自販機前でペットボトルのお茶を飲む


  *   *   *


   引きの画、ひとり駅前を歩いていく花村



  *   *   *


◯アーケード街


花村M「いざ始めてみれば──」


   精肉店前で注文をする

花村「あ じゃあ…

 (指で1の字を作って)…牛コロッケひとつで」

店主「はいよ〜」


  *   *   *


◯駅前、ロータリー


   サークルベンチに腰掛け、駅前の人だかりを眺めながら、コロッケを頬張る花村


   ×   ×   ×

   (回想)

   駅前、今まさに花村が訪れている場所で

   スローモーション、サークルのメンバーらと笑っている乙川



   不意にこちらに振り向いて


乙川「(微笑んで)ほら

 行こ?」


   ×   ×   ×

   (回想終わり)


花村「──……」

   寄り、正面の虚空を見つめている顔のアップ



花村「うん」

   思い出の中の乙川に、ひとり返事を呟く


  *   *   *


◯ 川沿いの遊歩道


花村M「人気のスポットなんて

 滅多に出掛けない──」


花村「──……」

   欄干上で腕を組み川を眺める、イヤホンで曲を聴いている


花村M「いわゆる “隠”な

 自分にとっては──」


  *   *   *


◯水族館内



   一面ガラス張りの大きな水槽を前に、少し引きで写真を撮る花村

花村「──……」


花村M「この “クイズ”は

 それなりに簡単なものだった」



花村「… “bitter”──」

   今撮った写真に曲名のテキストを添え、インスタのストーリーを投稿する


花村「…おし」



???「あの すみません…」

花村「…?

 …あ はい」

   不意に声を掛けられ、顔を上げる


女性「(遠慮がちに)あの 写真…

 撮っていただいても いいですか?」

   小さな子供連れの女性が立っている


花村「あ〜…

 …全然 はい」

   呼び掛けで我に返ったような、ぼんやりとした返事


  *   *   *


花村「はい

 じゃあ えっと…」

花村「…ハイ チーズ」

   女性と子供にスマホを向け、呼び掛ける


   花村の方に駆け寄ってきて

女性「ありがとうございます〜

 ほら お礼は?」

子供「ありがとう」

   花村を見上げ礼を言う


花村「ああ 全然… はは──

 はい…」

   人見知りそうな様、ぎこちない笑顔で応える



花村「──……」

   手を繋いで去っていく親子の背を見つめている


花村M「…まあ──


 “穴埋め”は出来ても──」



花村「……」

   ふと、目の前の水槽を見遣る


花村M「この “プレイリスト”が

 一体 何なのか


 乙川は何を伝えたかったのか──」



   徐に水槽の目の前まで歩いて行って


花村「──……」

   ガラスに手を付き、泳ぐ魚群を眺める

   青い照明に照らし出されている花村の姿


花村M「それは未だ分からないけど…」



  *   *   *



   花村、ひとり水槽前のベンチに腰掛けている


花村「……!」

   手にしているスマホの画面、ラインの通知に気付いて



   ラインのアプリを開くと、森谷からメッセージが来ている


森谷(ライン)『5億年ぶりぐらいに

 花村がストーリー更新してる』

   添付画像、花村のインスタのストーリーのスクショ


花村「っ…(苦笑)」

   森谷からのメッセージに思わず苦笑する



森谷『これ何かのプレイリスト?』


花村「──……」

   続きのメッセージを読んで、返信する

花村(ライン)『まぁそんな感じです』


   すぐに返信が来る

森谷『珍しい

 ロマンチックだな』


花村「…え?」

   予想外の感想に静止して


  *   *   *


◯屋外、水族館前(夕)



   花村、歩きながら電話している


森谷(電話)『おー どした?

 電話 掛けてきて』

   森谷側の画は無し、電話音声のみで

森谷『てか お前

 そんな観光みたいなことしてさ──』


森谷『今日 “通夜”だよ?

 準備できてんの』

   責めるようなトーンではなく、落ち着いたトーンで優しく問う


花村「あ はい…

 それは──」


森谷『…うん

 ならいいけど…』



   話題を変えるように、明るいトーンに切り替わる

森谷『そんで?』


花村「…ああ あの…

 さっきのラインなんですけど」

   思わず足が止まる、その場に立ち止まって


森谷『“ライン”?

 なに』


花村「“あれ”って

 ロマンチックなんですか?」


森谷『“アレ”?』

森谷『…あ〜!

 “プレイリスト”?』


花村「はい」


森谷『え?(笑って)

 (軽く笑いながら)それ聞くために電話してきたの』


花村「まあ…

 …はい」



森谷『だってラブソングばっかだから

 “ロマンチック”でしょ』


花村「…そう──

 なんですか…?」


森谷『(笑って)いや どう聴いたってそうだろ』

森谷『お前 恋愛経験0かよ(笑いながらツッコむ)』


花村「…それは──」

   思わず口籠る



森谷『まあ いいや』

森谷『もっかい全部

 ちゃんと聴いてみれば?』


花村「…ちゃんと?」


森谷『そうそう ちゃんと…

 歌詞もなぞってさ』


森谷『何言ってんのか──』

森谷『ちゃんと聴いてみれば』



花村「──……(思い耽ったような表情で)」

   スマホを耳に当てたまま、足元の虚空を見つめている



花村「…あの──

 ありがとうございました」


森谷『ん?

 おお じゃ また後でな』


花村「はい」



   ×   ×   ×

   (回想)

森谷『“何言ってんのか”──』

森谷『ちゃんと聴いてみれば』

   ×   ×   ×


花村「──……」

   振り返り、夕陽に照らされている水族館を見つめる


花村M「“ちゃんと”?」


   ×   ×   ×

   (回想)

   乙川と喧嘩別れした場所で


花村「…分っかんないんだけど

 ほんと──」

花村「乙川が…

 何考えてんのか…」


花村「全然 分かんない」


乙川「……」

   ×   ×   ×


花村M「乙川が何を言いたかったのか…

 …何を──」


   ×   ×   ×

   (回想)

乙川「じゃ いいよ

 分かんないまんまで」

   ×   ×   ×


花村M「乙川は俺に

 何を伝えたかったんだろう」



   ×   ×   ×

   (回想)

森谷『お前 恋愛経験0かよ』

   ×   ×   ×


花村M「たった “1”の経験値なりに

 ちゃんと考えるから


 だから教えてよ

 そんな… 最後くらい──」


   ×   ×   ×

   (空想)

   現在の花村がいる場所、水族館前の大通りにて

   かつて交わした最後の言葉と、同じセリフを口にする乙川の姿


乙川「バイバイ 花村

 さよなら」

   ×   ×   ×


花村M「── “最期”くらい


 何考えてたのか教えてよ」



   引きの画、花村と花村の空想上の乙川、

   距離を空けて、ふたり向かい合うように立っている


花村M「俺にも」


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