失格探偵の恋心

第4話 仕事。

16:15 当方は調査開始場所1対勤務先に到着。

16:30 当方はこれより1台勤務先及び1対車両の監視を開始する。

17:00 状況に変化は認められず。

17:27 1対が勤務先より同僚と思われる男性3名と共に勤務先を出る。

17:29 1対車両が駐車されている、駐車場内で1対が先の男性3名と共に喫煙している。

同後、吸い殻を駐車場内に投棄する。

17:32 1対が同車両に乗車し、発進する。

17:58 1対車両がアパート「ゆらゆら荘」駐車場に入り駐車する。

18:00 1対車両から同対が降車し203号室に入る。

19:00 状況に変化は認められず。

20:00 状況に変化は認められず。

20:15 1対が同室より出て、同車両に乗車する。

同後、発進する。（自宅方面へ走行する。）

20:16 当方はこれより2対住居の監視を開始する。

「ふーっ」

「はーぅ」

「やっぱり黒でしたね」

「そうだな黒だな」

「2対出てきますかね？」

「出てくればいいな」

21:00 状況に変化は認められず。

22:00状況に変化は認められず。

23:00 状況に変化は認められず。

本部の指示により調査を終了とする。

「帰るか」

「帰りましょう、運転は任せて下さい」

「お、ありがとさん」

仕事を終えて帰路に着く。

「明日猫田さん一人で張り込みお願いね」

「一人ですか？」

「そう、一人でそろそろお前がこの業界に入って1年だ、任せたぞ」

「分かりました。車両は自分のアルトを使います。」

「あれ、mtだろ？atのプリウスの方が使い勝手いいぞ」

「いえ、自分の車で仕事してみたかったんです」

いつも通り、相方の家で解散して自転車で再び帰路に着く。