憧れのプログラミング! 変数と宣言、四則演算編

 『C# Script』を作成してみた。なんかアイコンが出てきたな? とりあえず、名前は『TEST』にしておこう。


「ダブルクリックして、開いてっと。おおっ、これこれ! いかにもプログラミングって感じの画面が出てきた!」


 うん、でも、まったくわからんな! なにをどうしたらいいんだろうか?

 こういうときはネットで調べるか。


「『Unity プログラミング』っと……」


 ふんふん、Unityに使われている言語は『C#』っと。じゃあ、次はその『C#』について調べてみるか。


「お! C#のプログラミング入門とかあるじゃん! 見てみよう!」


 うん、サイトには色々と難しいことが書かれていたけど、ざっくりとまとめようと思う。


 まずは四則演算。これも単純な計算でさえ、普通とは違うみたいだ。

 普段は左から右に計算していると思う。これが逆になるようだ。


 たとえば、1+1=2みたいな計算式があるとする。

 これが2=1+1って形になるんだ。結果が左、式は右になる。


 そして、これを基本的にはXやYなどの文字を使って表現するんだ。

 Anser=X+Yって感じだ。


 それで、これが一番ややこしいと思うんだが、『変数』って概念があるみたいだ。

 さっきのAnser=X+Yでいうと、Anserに、XとYが『変数』と呼べるものになる。


 まだまだ説明は続くけど、頑張ってついてきてくれ。


 この『変数』がどんなものなのかっていう『宣言』をする必要があるんだ。

 たとえば、整数なのか、小数点を含む数字なのか。はたまた、とんでもない桁の数字なのかと、『宣言』をする必要があって、これを宣言しないと、機械側で不具合が起こるみたいだ。


 別のサイトも見て、この難解な内容を説明をしてくれたんだが、『変数を宣言する』ってのは、『変数』に対応した『箱』に、数値などの物を入れることなんだってさ。


 これはもう形式、魔法の呪文、詠唱文句と思えばいいみたいだ。

 たとえば、整数はint型と呼ばれる。小数点を扱う場合にはfloat型となる。

 文字を扱うことだってあるだろう。その場合は、string型なんだとさ。

 ほかにも色々と型はあったけど、そこは個人で調べてほしい。


「なるほどなあ。整数の3という数字を入れるために、XやYだとか表現して、int型の箱を用意するってことか」


 具体的にはこうだ。


 int X;

 int Y;

 int Anser;


 『;(セミコロン)』は文末につけないといけないプログラミングの決まりみたいだ。これは忘れないようにしないとな。


 これで整数の数値を入れることができる、XとY、Anserという『箱』を用意できたんだ。

 まだXとY、Anserには数値、『初期値』が設定されていないということも合わせて説明しておこう。


 この『初期値』という概念もかなり大事らしい。

 そこにどんな数字が入っているかがわからないと計算もしようがないから、当たり前っちゃ当たり前なんだが、忘れやすいことだから覚えておこう。


 初期値を与えるために以下の文章を書く必要があるみたいだ。


 X=3;

 Y=5;

 Anser=0;


 これで、Xには3が、Yには5が、Anserには0が初期値として設定された。

 Anserに0を設定する必要があるのかって?

 初期値がないと計算ができないだろ?


 Anserには100が入っているかもしれないし、-100が入っているかもしれない。

 これじゃあ、計算もしようがない。だから、0を初期値として設定しているんだ。


 じゃあ、実際に計算式を書いてみるぞ。


 Anser=X+Y;


 これだけかって? ああ、これだけだ。

 『;(セミコロン)』を付け直した程度だ。事前にint型のXとY、Anserって宣言したから、計算ができたんだ。


 今言った言葉に疑問を思った人がいるかもしれない。

 「じゃあ、整数のint型と小数点を扱うfloat型の数字を混ぜて計算できるのか?」ってな。


 答えはできない、だ。考えてもみてくれ。

 決まったものしか入らない箱に、まったく別の異物が入ったら気持ち悪いだろ?

 『混ぜるな危険』って奴だ。とりあえず、エラーになるから気をつけろだとさ。


 ああ、『文字としての数値』と『数字としての数値』は別物だとよ。

 これもいつか触れることになるみたいだ。サイトでは「あとで教えるから、今は置いておけ」だってさ。すげー気になるんだけど……。


 四則演算ができるってのは理解したな?

 計算に使う記号は『+、-、*、/、%』だ。最後の『%』は見覚えがない人が多いと思う。


 剰余算っていわれて、余りを求める計算だ。

 主に、奇数か偶数かを判断するときに使われるぞ。

 2で割り算(除算)をして、0だったら、偶数。1だったら、奇数みたいにな?

 これもよく使うことになるから、覚えておくといいみたいだ。


 これがプログラミングの基本のひとつみたいだ。全部で三つもあるようだ。

 残り二つ。うーん、少ないことを喜ぶべきなのかな?

 ひとつでも情報量が多い気もするが……。


 まあ、根気よく頑張ろう!

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