第5話 恋のある人生
文子さんにミモザの花を送って栃木県に送り出したのは もう3年も前だろうか。時が経つのは早いなと思ってしまう。あやこさんのその後は高齢者用の介護ホームで働いてると聞いていた 。その後のことは知らない新学期の先生になる資格を取ったという話も聞いたけれども はっきりとわかっていない 倍率が高くて 教員になるのは大変だと聞いたけど どうなったんだろう。今でも 栃木の友人がおばあさんからもらった 大きすぎる 家に一人で住んでいる栃木県の友人と一緒に住んでいるんだろうか。お父さんの話では あやこさんより2つか3つ年上の可愛らしい顔をした娘だったそうだ。体を壊しくしたおばあさんの面倒を見ていた そうだから優しい娘には違いないけれど一緒に住んで 3年 そのはどうなんだろう。文子さんより2つ〜3つ上ということになるともうすぐ30歳になるんだろう。その後も あやこさんも可愛らしいのね 結婚しないつもりなのかな 残念な気がする。せっかく可愛らしくて心持ちも優しいのになんで結婚しない。2人とも男になんか興味のないタイプなのかな 全く残念だ。あの恋の喜びを知らずに過ごす人生ってどんなものなのかな。恋に憧れていたし、その喜びを知ってしまった 今となっては知らないで過ごす人生なんてもう全然考えられない。僕は恋はした方がいいと思うんだけどなぁ。彼女たちはどうなんだろう 恋もしないで人生の目標はどこに向かっているんだろう。恋をすればその先に愛があってこう 儲けて親になって人生をつなげていくという大きな つながりが広がっているだけど恋をしないとなると その先 どんな人生を過ごすつもりなんだろう。僕には 恋のない人生を その先にやるのはただ 滅び 。老と死 ぐらいしか思いつかないんだけど。ふたりの娘はどんな人生を送るつもりなんだろう。恋が全てとは思わないし 言わないけど、恋のない人生はもう考えられない。あの喜びを知らずに 何を知ろうと言うんだろう 全く想像もつかない。
声の先には喜びと 人生の広がりが続いているように思うんだけれども。恋のない人生の先には一体何が続いているんだろう 僕には想像もできない。
恋はする しないというよりも気がついたらいつの間にか恋をしていたというものだと思うんだけど。声について考えてる人はまあ大抵は声なんてしてないんだから声ができない方のタイプだけどな まだ少なくとも 恋は考えることではなくて自然にそうなっているものだからすることではなくて これは状態ですよ 心の。
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