作者後書
遂に完結しました。別のサイトに書いていた一万字程度の短編を除けば人生で初めて完結させました。嬉しいですね。
ここまで来れたのも、読んでくれる人がいたからです。お付き合い頂きありがとうございました。誰か分からないし、何人いたのか分かりませんが、少しずつでもPVがあるのは嬉しいことでした。
さて、この物語ですが、本当に最初はただの出落ちで終わる予定でした。そのため、主人公は「やる気なく、人生や未来に対してエネルギーを持っていない人物」として書き始めています。ゲームも飽きて、趣味もなく、身体だけが老いた状態で、と言う感じの。しかし、書き始めるうちに、「そしたら異世界行っちゃうよな」という気がして、異世界に行かない理由を書くことにして、婆さんとタマをその理由にしました。
ただそしたら今度は「何故そんなに優しい奴が友達も結婚相手もいないのだろうか」と思い、過去に辛いことがあったということにしました。
そしたら今度は、「そんな優しい奴が何故サーラという困った人間を簡単に見捨てられるか?」と思い、勘違いしていたのだ、と言うことにしました。
そんな感じで、とりあえず「異世界に来いと言われてももう遅いわ!」と言わせるための設定を考えながら書き進め、「適当にそれっぽい演出入れて、三話で終わったら読者も『ここまでやっておいて、なんでやねん!』って突っ込んで楽しく終われるか」と思っていたのですが、前振りをしっかりし過ぎて、「これ…読後感悪い気がするな…」と書いていたらここまで続きました。
なので、大抵の伏線みたいな設定は後付けです。とりあえずそれっぽい演出入れておいて、後から「あぁ、ここであれが活かせそう」とやってました。てへっ!
あと、エクートについてですが、最初はガンダムのサイコフレーム的な、「超常的な力を引き出すための機関(ナノマシーン的な奴)」として書いているんですが、途中からそう定義するのがめんどくさくなって、「まぁ、魔力っていうイメージでいいか」と定義を改めています。そこのあなた、怒らないで!悪気はないんです。
それからそれから、これを書いている九月は仕事が忙しく、時間のない中で「とにかく一日一話程度書こう」と決めてやっていました。できない日もありましたが。更新時間は事前に設定して。
そんな点から自分はこれまで大抵伏線をばっちり張って、展開も自分の思う通りに描いていくことをしていましたが、この作品は違いました。「あぁ、もうこの先どうするか思い付かないし、とりあえずそれっぽい引きにするか!あとは明日の自分、任せた!」というところが多く、納得できない展開(ナルミアとの二戦目とか)も「あぁ、うまく書けない。言葉が出て来ない。でも、諦めた!次に行くぞ」とやっています。結果として、今までの作品はテンポが遅いとか、引きが弱いとか色々弱点にも気づけました。
そんな感じで拙いところも多くございますが、皆様本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
次回作は女の子主人公で、五万字くらいの中編を書く予定です。そちらも読んでもらえると嬉しいです。「女子高生の私、突然魔女と呼ばれても困ります!〜女子高生の異世界転移物語〜」というタイトルで上げています。
では、また会いましょう。ありがとうございました。
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