拝読致しました。
いろいろな意味で、狂乱の夜になってしまいましたね(´Д⊂ヽ
カオスの中、冴えわたる鎌売さんのビンタ。男どもに精神注入。ついでに八十敷さんには何かの種まで注入。
でも、「共に地獄まで」とまで思い詰めていた椿売さんは一人で旅立ち、ルームメイト同期の君久美良さんは全てを壊して後追いして。
一人でなすところ無く、むしろ寝ている間に置き去りにされた鎌売さんの心中やいかに(TдT)
そして現世では、君久美良さんの実家がもらい事故の賠償責任。
奈良のシャーロックホームズはおらず、冤罪を冤罪とも知らずに罰を受ける君久美良さんの実家。
きっと君久美良さんは家では禁忌扱いでロクに弔っても貰えないであろうことを想うと、君久美良さんが不憫でなりません。
せめて安らかに眠れますことを祈ります……(―人―;)
作者からの返信
たけざぶろう様
はい、カオスのなか、冴えわたる鎌売のビンタです。
男どもを次々精神注入!!
狂乱の夜。置いてけぼりの鎌売。
辛いです。
部屋に帰ってから、───もとは五人部屋、今は一人部屋───で、大泣きしてます。
椿売も、久君美良も、もう帰ってはきません……。
久君美良の家は、久君美良を弔いました。可愛い娘だったのです。
ただ、親族や、今までつきあいのあった家がことごとく、いなくなりました……。
死者がやすらかに眠れるよう、祈ってくださり、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
導入からこうなるとは、ちょっと思ってたけど、まさか本当に一人になっちゃうなんて。
でも鎌売さん、先に逝った、あるいは物語を完成させた二人にも負けないインパクトをこの回で立てましたね。
彼女のこれからが楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
上野文さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
鎌売は一人になってしまいました……。
涙が枯れず、頬を濡らします。
椿売と意氣瀬の、久君美良の、物語は完成してしまいました。もう、ここまで、です。
椿売の章は終わりを告げ、鎌売の章が幕をあけます。ようやく、鎌売の物語です。
インパクト、ありましたか。良かったです。
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは。
悲劇につぐ悲劇のなかにも、未来につながる物語の芽がほの見えて、少し心が軽くなりました。八十敷と鎌売の炎の中での邂逅、八十敷にとって、これは鎌売の激烈な印象として目に焼き付いたのではないでしょうか。しかも頬はたかれてるし。二回も。
「こんな事を思ってる事態ではないというのに、広瀬さまの頬を打てるんなら、オレの頬を打つぐらい、造作もないことだよなぁ、と妙に納得してしまった。
こんな女が、いるのか」
八十敷、この瞬間に恋に落ちたのでは? まさに炎の中で……。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
悲劇につぐ悲劇ですが、もう、椿売の章は終わりを告げ、新しく鎌売の章に、話は移りました。
この業火のなかに、鎌売の物語の萌芽があります。
八十敷、佐藤宇佳子さまに抜き出してもらった箇所で、まさしく、恋に落ちました。
炎のなかで、稲妻にうたれたような、恋に……。
コメントありがとうございました。
こちらに戻ってまいりました。
また、続きを読ませて頂きますね。
恋に墜ちた久君美良が全てを背負うことになったのですね。
後継ぎの不祥事、しかも理由が理由なだけに、公には出来ませんものね…。
近しい者達に先立たれ、残された鎌売が辛い…けれども、新たな出会いからまた違う方向に動き出しそうですね。
八十敷の心の動きが忙しい…(笑)。
作者からの返信
幸まるさま
こんばんは。
ようこそ、お帰りなさいませ!
おっしゃるとおり、跡継ぎの不祥事、公にはできません。
以前、椿売の部屋を怪しい動きでうかがっていた久君美良が、犯人とされました。
鎌売、一人残され、辛いです。
しかし、彼女の物語は、ここからです。
八十敷、心の動きが忙しいです。
大きく揺さぶられ、あっという間に恋に落ちた瞬間です。(笑)
コメントありがとうございました。
おはようございます。
鎌売、周囲にいた者がみんな、死んでしまったわけですね。
でも、火をつけたのは誰なんでしょう。
久君美良が犯人扱いになりましたが、そこまでする余裕はなかったようですし、意氣瀬さんでしょうか、あるいは失火?
残念なんて言葉では済まない事件になってしまいましたが、火災現場で繰り出されたワンツーパンチが、次の恋の炎に火をつけることになるのでしょうか。
作者からの返信
川野遥さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
前話、「溘焉」にて、
「線を引こう。
油をまいたら、蠟燭で火をつけよう。」
と椿売が言っている事から、放火は椿売です。焼身自殺です。
久君美良が犯人あつかいされたのは、事件収束のためスケープゴートが必要だったのと、彼女が以前、椿売の部屋を物陰から、じっ……、とうかがっていたのを、他の人に見られていたからです。
鎌売の周囲にいた者はみな、死んでしまいました……。ショックです。
火災現場で繰り出された、ワンツーパンチ……、あっ、ビンタ。
これが運命の恋のビンタでした。(笑)
コメントありがとうございました。
哀しさの極致の一方で、梅の蕾。
黄泉とこちらと、ものがたりはどちらにも続いていくのですね。
泣いてるだけじゃ、だめなんですね。
なんか作者さまに、ぽん、とお尻たたかれた気がします。
作者からの返信
いちさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ごうごうと燃え盛る焔のなかで、貴公子にモーレツびんたをかます鎌売が見えました。
極限状態であるからこそ、地がでます。
だから、このシーンから、鎌売の章は始まるのです。
ここからでないといけません。
ぽん、お尻たたかれた気がしましたか。そこまで明確に、「黄泉とこちらと」「泣いてるだけじゃ駄目」と意識して書いたわけではないですが、……きっと、鎌売は思い切りが良い女なので、いちさまのお尻を叩いたのは、鎌売です。
「あたしの物語はまだまだ続くわよ! 生きてるんだからっ!」
彼女なら、そのくらいの気持ちをこめて、お尻を、ぺん、と叩きそうです。
コメントありがとうございました。
久君美良もこの時に命を落としたのですね。
もう少し視野を広めて、己の行動や言動の結果に考えを及ぼすことが出来れば、こんなことには…本家にも大きな被害を与えましたね。
鎌売、強いです。一瞬の判断力が男たち以上です。八十敷も、ポカンと…
後の日佐留売にもそのしっかりとした性格が受け継がれていきますね。この親にして、あの娘あり!
作者からの返信
海藻ネオさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
久君美良、椿売の秘密を口にした時は、気がついたら口走っていた、という心理状態でしたが、……口にし、それがもとで想い人が火にのまれたのなら、生きてはいられません。
全てを押し流し、ただ想い人だけを求める。
それが久君美良の恋でした。
結果、久君美良の生家、池田君の家にも、大きな被害を与える事となってしまいました。
鎌売、強いです。一瞬の判断力が男たち以上ですね。こういう女性は描いていて、気持ちが良いです。
しっとりと微笑む日佐留売にも、この血は受け継がれています。まさしく、この親にして、あの娘あり、です。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
笑ってはいけないと思いつつも、八十敷の心の葛藤が面白すぎて。
鎌売はびんた二発、広瀬にも容赦なく一発、凄い女性です。よきかな、です。
しかし、久君美良のせいにして事件をうやむやにしてしまう。
今も昔もこんなところは嫌な部分ですね。
作者からの返信
水無月氷泉さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
八十敷の心の葛藤が面白すぎて、とのお言葉、嬉しいです!
水無月氷泉さまに楽しんでいただけたのなら、この回のツカミはオッケー!
鎌売は自分より逞しい男でも、高貴な男でも、容赦なくびんたをくらわせます。良き哉!(笑)
久君美良は以前、広瀬が忍んできている確信を得る為に、物陰から、長いこと、じっ……、と椿売の部屋をうかがっていました。
それを他の人に目撃されていたのです。
跡継ぎが焼け死んだのです。(遺体の腹には自刃と思われるあとがありましたが、その事は伏せられました。)
誰かのせいにしなくては、事件は落ち着きませんでした……。
今も昔も、こんなところは、嫌な部分ですね。
コメントありがとうございました。
久君美良の実家が気の毒!
確かに久君美良が元凶ではあるのですが……
作者からの返信
綾森れんさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
儒教の精神を取り入れた、司法制度も当時、あったでしょうが、現在ほど、きっちり調査をしたのではなく、「こうでないか」という憶測でも罰せられてしまう世界です。
久君美良が以前、じっ……、と物陰から長いこと椿売の部屋をうかがっていたのを、他の人に目撃されていたのです。
久君美良の実家は気の毒なことになりました。(・_・;)
コメントありがとうございました。
なんともはや。
久君美良が逆恨みで放火したことになったのですか。
まあこの夜の事の発端は、久君美良とはいうものの、何もかも罪をなすりつけられた形ですねぇ。このかたも気の毒です。
生き残ったのは、鎌売。
彼女にも、新たな恋の予兆が?
作者からの返信
本城 冴月さま
さすがに大豪族の跡取りが死んだので、誰かが罪をかぶらないと、人々が納得しなかったようです。
久君美良、放火はしてないのに……。何もかも罪をなすりつけられました。
三人の女官、生き残ったのは、ひとり、鎌売のみ。
鎌売に、新たな恋の予兆です!
鎌売の章は、からっとした読みやすい恋愛物語になります。
ご期待ください。
コメントありがとうございました。