平成23年6月9日(木)午前10時、曇天。気温摂氏22度。

 昨日、用事を済ませがてら図書館(阿佐ヶ谷あさがや)に寄り数冊の本を借り受ける。「もうガマンできない広がる貧困」湯浅誠著と「プレカリアートの憂鬱」雨宮処凛著と「雨宮処凛の「生存革命」日記」雨宮処凛著と「江戸のアウトロー無宿と博徒」阿部昭著である。「江戸の・・」以外はホームレス(ネットカフェ)関連で、「江戸・・」も無宿とう点では共通している。「もうガマン・・」を読んで、結局、弱い立場である派遣社員やその他の者たちは社会の職場で生気せいきを吸い取られて、更に、この書物をつかって味方だと主張しながら本をつくって売っている著者や出版社、書店に二度ダシを取られているようにみえる。そして、読者である私たちも困窮者たちに手を差しのべることもなく興味本位でぺーじをめくるだけである。・・・私の体調も、これらの書物を読んでゆくとますます悪くなってゆくようだ。昨日の昼すぎにも体調がわるくて、これではこのままにしておいても事態はよくならないと思い直し、病院へとからだがうごきかけたが、やはり金のことを考えると軽軽と行ってもいられないと再度思い直して、やはり金をつくってからでないと後でこまることになると思ってからだがとまるのであった。はやく体調が回復してくれたら良いのだが、今度は腹部の横隔膜のあたりがピクピクと痙攣けいれんして気持ちがわるい。・・・九日は、八日につづき朝型生活になっている。起床は八時。今は、ただひたすら雌伏しふくのときである。体調が、こうわるくては木版漫画もできない。

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