瞳って不思議。角膜、水晶体、虹彩……眼球の構造は皆一緒のはずなのに、夜の街で出会うナンパ目的のお兄さんより、段ボールハウスに暮らすお爺さんの方が深く悲しい色をしている。その人が今までに見て来た景色が表情を作るのでしょうか。短いあらすじに惹かれて読みましたが、良い作品でした。胸がじんわり疼くようです。