おかえり琳くん!&お願い聞いてよね!

ピーンポーン

琳「清花さーん台風の修理終わりました!褒めてください!」

清花(本当に終わらせてきたんだ、すごいわねこの子)

清花「すごいわね!」

私は琳の頭を撫でた。

琳は嬉しそうな顔をしている。

琳「えへへ、頑張ってよかったです〜」

そう言って私の胸に飛び込んできた。

私はそれを受け止める。

清花(かわいいなぁ〜もう)

琳はしばらくすると満足したのか私から離れた。

琳「それでおみあげです!」

琳はバックから取り出した物を私に渡してきた。

清花(これって……)それは私が欲しいと思っていたもの。

琳がくれたのは猫のぬいぐるみだった。

しかも普通のぬいぐるみじゃない。

抱き枕サイズの超巨大サイズだ。

清花「ありがとう!琳!」

私はギュッと抱きしめた。

琳も嬉しそうに言った

琳「こうして見ると僕が抱きしめられてるみたいですね!」

清花(ヒェッ)

私は恐怖を覚えた。

そんな私の様子を見ながら、琳はあることを考えていた。

琳(うーん、どうしたらもっと仲良くなれるかな?やっぱりこっそりついてって好みを把握するとこからかな!)

琳がストーカーになった!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

清花(今日もいい天気!絶好のお出かけ日和!でもどこ行こうかな?)

ピンポンピンポンピンポンー

清花「なになになに!?」

愛歩「お姉ちゃん!遊びに来たよ!開けて!」

清花(この子、また来たのね……)

清花は玄関に向かった。

ガチャン ドアを開けるとそこには予想通り愛歩がいた。

愛歩「やほやほ!!お姉ちゃん!」

清花「どうしたの?こんな朝早く?」

愛歩はまだ朝の5時だとゆうのに、テンションが高かった。

愛歩は満面の笑みで言う。

愛歩「仕事終わったよ!約束通り一つ言うこと聞いてくれるよね!」

清花「あ、うん」忘れてたけど約束してたんだった。

清花はすっかり忘れていたが愛歩にとっては重要なことらしい。

愛歩「やったー!!」

ピョンピョンはしゃいでいる。

清花「それでなにして欲しいの?なんでもいいわよ」

愛歩は少し考えてから、恥ずかしそうに言った

愛歩「お姉ちゃんとの、キス?」

清花「お断りします」

私は即答した

愛歩「なんでぇ!?何でもって言ったじゃん!!」

清花「何でもはなんでもじゃないのよ!まぁ、ハグくらいなら……」

私は妥協案を出した。

愛歩は喜びながら

愛歩「ほんと!?じゃあお願い!」

と言ってきた。

私は愛歩を優しく抱きしめた。

愛歩「へへ、姉妹百合だね」

清花「何言ってんのあんた?」

私は引き気味で答えた。そしてしばらくして私たちは離れた。

愛歩は満足げに微笑んでいる。

清花(やっぱり子供ね……)

そう思いながら私は時計を見た。時刻は6時。そろそろ(愛歩の)仕事の時間だ。

清花「もう行かなくて大丈夫なの?」

愛歩に聞くと 愛歩は言った

愛歩「もうそんな時間!?急がないと!お姉ちゃんありがと!行ってくる!」

そう言って走り去って行った。

清花(嵐のような子ね)

私は苦笑いしながらそう思った。

その時愛歩は思った。(もっと仲良くなる為にはお姉ちゃんをより知る事だよね… やっぱりこっそりついてって好みを把握するとこからかな!)

愛歩もストーカーになった!

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