第6話 クモの巣城の虜

トイレの窓の前に前からクモの巣がはってあったのだが今朝見ると蜘蛛がぶら下がって死んでる。

何日か前、まだ暑い時にトイレの扉を開けっ放しにしてたら入り口にクモの巣をはってあって、こんなとこにはるな!とか怒って、もう扉をちゃんと閉めるようにしようと思いそうするようにした。その日の夜にトイレの中の西側にある窓の前にクモの巣がはってあり真ん中に蜘蛛が鎮座していたのだった。もちろん最初の蜘蛛かどうかは判らない。そうかもしれない。その窓は陽当たりは良いのだが隣の家に近いからほとんど開けることはないので、そんなところに巣を作って大丈夫なのか?なんにもかからないぞ。もう扉も閉めるようにするし、と心配してはいたのだった。

次の日もその次の日も蜘蛛は巣のど真ん中で鎮座して獲物をまっていた。

声をかけてみたけど、まあ普通に通じはしない。そして俺自身も~俺も誰も居ないところに誰も通らないところで獲物を待っているのかな?お客さんを待っているのかなとか思ってもみた。しかしひょっとしたら蜘蛛はいずれ、ここは駄目だなと諦めて移動するのかな?とかあるいはちょっと他のところにもはった巣の方へ行ってみるかとかって移動してたりするのかな?

とかちょっと他で食い物補給しに行くか!とかしているのかな?とか思ってた。

くる日もくる日も蜘蛛は巣の真ん中で何も変わらず変えずただ待っているようだ。そしてある朝に最初のようなことになってたのだった。

蜘蛛ってそうなのだなあ。。とか早いめに追い払って他で巣を作り直させればよかったなあ。。とかおもった。

クモの巣を払おうとしたら蜘蛛は便器の中に落ち込んでしまった。。

流してしまった。

地面の方にやったら良かったかな~と思ってももう仕方ない。


クモの巣を払って久しぶりに窓を開けた。

お腹がすいた。。朝ごはん。。

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