第2話 ねずみ条約

レコードはペットボトルの箱に入れていて、その箱の陰からねずみがひょこっと顔を出し俺とねずみの横目が合った。

ねずみシュッと顔引っ込めて俺はすぐに追いかけたけど、もうどこにもいなかった。

どこにいったかわからねー。

この部屋全部片したらねずみの穴も見つかるだろが暑いし面倒くさすぎる。

物が多すぎるのだけど処分できずにそのままだ。スマホも新しくなったことやしカメラも性能よいことやしメルカリいっちょやったろか。

そう思いつつそのままだ。

あの

小さなねずみの

小さな目

丸い目

輝いていたな。

前は猫が居たときはなんにもやってなかったが、ねずみのクスリを買わなきゃな。

そんなお金もないんよな。

あんまり出てこないでおくれ

レコードや本は齧らないで

俺と共存したいなら

平和条約結ぼうよ

種族違うと無理だわな。。

ねずみの偉いのにも会いたくないな


いっぽうその頃


亀は

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