過去編

妹を大切にすると思ったきっかけとかは特にない。

母「優、これからお兄ちゃんになるんだよ」

「お兄ちゃんに？」

母「そうだよ、お兄ちゃんになるんだ。」

ーーー

「あぅあ」

父「お兄ちゃんは妹を守ってあげないとな」

「うん！！」

俺はずっと、憧れて妹に、

俺が守るんだ。

「春ったら、本当にお兄ちゃんが大好きね」

初めて感じた親以外からの愛、そして、愛なんだけど、少し違う感情を妹からもらう感覚が子どもながらに強く感じた。

ーーー

「お兄ちゃん！！今日も一緒に行こうよ」

「でも、今日俺の友達の家に行くんだよ？」

「いいよ！！私はずっと一緒が良いから！！」

いつも暮らしに妹が居るとそれだけで楽しいし、幸せを感じる。だから俺は守りたい。

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