第8話
父「優、調べるはいいんだけどなぁ」
優「・・・いいだけどなに?」
父「お父さん的には、やっぱり今を大切にしたいんだよ」
優「・・・」
父「ほら、大事なのは過去より、今の生活だろ」
優「・・・」
それはつまり、過去のことを忘れて今のことを優先しろ。
前の記憶の妹を置いて、
お父さん、やっぱり変わってしまった。
前はこんなじゃなかった。
事件から、うちの家族は喧嘩が多くなり、俺とは喧嘩はないが、妹を怒る、妹に叱ることが当たり前になって居る。引きこもってからそもそも会話が無くなったが、両親は悪口を毎日のようにはいて代わりにストレスを解消していた。
妹には親マウントを取らないと生きていけないようになってしまって居る。
優「俺は俺がしたいことをするだけだよ。お父さん」
父「そ、そうだな。」
逆に俺に対しては怒らない、まるで唯一の子どもを過保護にしているかのようだった。
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