第5話
インターホンが鳴る。
母「あら、花ちゃん」
花「おはようございます、優くんいますか?」
母「いるわよ。呼んで来るわね」
優「花、来てくれてありがとう。」
花「うん、それより話本当だったんだ」
春「お兄ちゃん話って何?」
優「そ、それは春が記憶失ったこと、前より・・・距離が近くなること増えたことかな。」
春「あ、そうなんだ。」
花「兄妹とはいえ、距離が近いんじゃないかな?」
春「別に兄妹だから、大丈夫だよ。ねぇ、お兄ちゃん」
優「そ、そうだね・・・」
春と花は小さい頃は顔を見知りで、事件以降全く会ってなかった。当然、春が部屋から出ないこともあるが、
春は気付いてないが、花は凄く春を睨んでいる。
花は事件以降、春を嫌っている。マイナスを突破している分親より、春を嫌っているかも知れない。
まぁそれも言えない。だって花は俺について来て同じ学校に入学したのに、俺が行けなくなったから。むしろ俺なんかのために怒ってくれているだけ、花に関してはありがたさを感じるくらいだ。
優「でも、ほら花に気にしてるし離れようか」
春「分かったよ、お兄ちゃん」
離れてくれた。
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