第2話

学校


今日程、登校したくないと思った日はない。


春「おはよう、優」


優「お・・・おはよう」


思わず反射的に挨拶したけど、


優「どうしたの、優なんか元気ないね」


いや、いや、いや、いや、いや

昨日、俺のことを追放したよね。


なんでそんな態度で居られるの?


優「いや、そりゃ・・・そうでしょ」


春「何が?あ、もしかして追放したこと怒ってるの?あれくらい良いじゃん、ゲームだし」


いや、ゲームだけど、ずっと一緒にやって来ただろう?


夏「オハー優、春?どうしたの?」


春「あ、夏!優がさぁ、昨日のこと怒ってるみたいで」


夏「えぇ、そうなの、あれくらいで」


マジか、


もう、なんかめちゃくちゃショックだった。


別に確かに所詮はゲームでゲームのことで怒って関係壊すのは俺もどうかと思うけど、これは年単位でずっとやってたし、一緒にやることが今まで楽しかったから、いつでも俺は捨てられる存在だったことに驚いた。


秋「先輩達、おはようございます。」


春「秋ちゃん、おはよう」


夏「秋、おはよう」


秋「あれ、先輩、目赤いですよ。」


春「あれ、もしかして泣いてる?」


夏「・・・これは効いてるね」


俺は走った。


秋「あ、先輩」


春「優」


夏「どうせ、クラス一緒なのに」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る