第94話:着衣のままで
<まえがき>
※ご注意※
表現自体はかなりオブラートに包んでいるつもりですが、ここらあたりからさらに内容が過激になってきますのでご注意下さい。
警告/BANは今のところ無いとは思いますが……(大丈夫だよね?
ちなみに、内容が過激でも、通報されてなかったり★やPVが着いていないとBANされない模様(笑)
――――――――――――――――――――――――
アカネと母二人から土下座での懇願を受けて。
雪人もまた、土下座で答え。
譲歩。
アカネの希望に、出来る限り答えるよう、答えよう、と。
話し合い。
またも、家族会議。
ポイントは、着衣を卒業して、直接に、とのアカネの希望。
せめて上だけでも、と切望するアカネ。
雪人が目隠しをする案もあったが、視覚なしで触覚のみでの状況だと、間違った部分に触れてしまう危険性もあり。
どうにか着衣のままで、と考えた雪人が出した
「服は着たままで、っていうのはどうかな?」
「え?」
「え?」
「えぇ?」
久しぶりの、女性陣の三連『え?』。
『服のままで』の状況を想像してみると。
「そっちの方がエロいと言うか、卑猥と言うか……」
「そぅよねぇ、なんかぁ、痴漢っぽくてぇ……エロいわねぇ……」
「まぁ……同意の上なら、問題ない、かな?」
アカネとしては『アリ』と判断できる
見知らぬ人がいきなりだと犯罪になるが。
同意の上でならば。
少なくとも、一歩とは言えずとも、半歩前進できるとなれば。
「先ずは、それでいいよ」
「じゃぁ、その線で……よろしく?」
同意書別表ではこういった細かい内容までは
「対象はいつも通り、着衣のB1から3として……あ、そうだ」
アカネが何やら思い付く。
「上はTシャツでいいとして、下がパンツ系だとやりにくいからスカートの方がいいよね?」
「そうだね」
「そんでもって『相互』だから、わたしも雪人くんを、ってコトになると……」
「え?」
「雪人くんもスカート着用で?」
「いやいや、いやいや、それは……」
結局。
雪人の状態でスカートだと、違和感。
ユキちゃん化するのが妥当、との結論。
土下座の件もあり、図らずも先般のユキちゃんとイチャイチャが、ここに。
四人それぞれが計画書に
「じゃあ、着替えたらわたしの部屋に来てね?」
アカネが先に二階の自室へ戻る。
「がんばってね、雪人ちゃん!」
「どーんと、イっちゃいなさいねぇ、雪人ぉ!」
二人の母の声援に見送られ、雪人もリビングを後にする。
雪人を見守り、見送った母達は。
「大丈夫かなぁ、雪人ちゃん……」
「雪人はぁ……あれは、あれでぇ……やる時は、やる子、だからぁ」
「だと、良いんだけど……」
少し不安な、美里。
大船を操る船頭、雪枝。
その船頭さん。
アカネと雪人がたった今書いた申請書のコピーをひらひらとしながら。
「ねぇねぇ、私たちも、コレ、やってみない?」
「え?」
一瞬、何のことやら、と、首を傾げる美里だが、思い至り。
「あぁ……そぅねぇ……面白いかも?」
と。
「でしょ? でしょ? ちょっと新鮮な感じがするぅ」
母二人も、連れ立って寝室へと。
申請書の内容をに沿って。
衣服で隠された部分を。
手探りで。
手の感覚だけで。
「……うわぁ……やっぱりコレ、えっちいですよね……」
「うんうん。敢えて! って感じが、すごく新鮮ねぇ」
何気に盛り上がる、母と母。
「んふふ。あの子達はぁ、ちゃんとこんな風にぃ、出来てるかしらぁ?」
美里に触れながら、雪枝が我が子を想う。
「ん……アカネの方が攻めてそう……あ…………」
雪枝に触れられながら、美里もまた、我が子を想う。
「じゃぁ、アカネちゃんならどんな風にするのかぁ、お母さんにお手本、見せてもらいましょうかぁ?」
「いいですよ……いきますよ?」
攻守交替。
美里が雪枝に。
する内に、盛り上がり、勢いの余り。
「あぁっ……美里ぉ……そこはぁ……申請書にぃ、無かったとこぉ!?」
「いいんですよ。コレはあの子たちの申請書だから。私達には関係ありませーん」
「ん、あっ、もぉおぉ」
くんずほぐれつ。
子等への想いはどこへやら。
いつの間にか、衣服さえも、どこへやら。
母達が。
母である事を忘れる、ひと時。
一方。
その母達の、子供達は、と言うと……?
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