第6話 朝焼けに勝利の刃をかざせ

今回、アルセーヌコレクション 妖刀 鬼月の回収には柚希と鬼姫の2人でむかった、そしてその理由は武器武具の美術館のため、相手はその武器を使う可能性が充分にあったからだ、真夜中の展示場に突然、吹雪が吹雪いた、氷の甲冑に身を包む妖怪が2人のまえに現れる、そして柚希は「冬将軍か、相手にとって不足はない」と言い赤紫色の日本刀を構えた、そして鬼姫に柚希は鬼姫に「私ができるだけ冬将軍を引きつける、あなたはその間に来牙から鬼月を受け取って!そして二人で朝焼けに勝利の刃をかざせ」と言った、そして鬼月を持った来牙のもとに鬼姫はすぐさま駆け出した、冬将軍は氷の日本刀を抜き鬼姫に襲いかかった、そしてその間一髪の瞬間、柚希は日本刀で火花とともに防ぎ、水色の光を纏った斬撃を次々と火花とともに冬将軍にくらわせたが私、雪女である雪羽と氷河ですら苦戦した冬将軍だ、ましてや生半可な攻撃では大したダメージにもならず青色の光の一太刀の衝撃波で次々とガラスケースが砕け散る、そして柚希も吹っ飛ばされ壁に叩きつけられてしまう、だがそしてそのタイミングで鬼姫はアルセーヌコレクション 妖刀 鬼月を受け取った、それを見た柚希は鬼姫のもとに歩み寄り、柚希は日本刀を鞘に収め日本刀を抜き水色の光の円を描き勇者の鎧をその身に纏った、そして鬼姫はアルセーヌコレクション 妖刀 鬼月の鞘から刀を抜くと月と同時に紫色の光の円を描き怪盗へと変身を遂げる、金色と銀色を主体に紫色と赤紫色の和服意匠となった、そして冬将軍の氷の日本刀の斬撃をいともたやすく鬼月で防ぎ紫色の光の斬撃を火花とともにくらわせ、柚希は宙返りしながら水色の光を纏った斬撃をくらわせた、さらに氷の甲冑を居合で水色の斬撃で火花とともに斬り裂き、鬼姫はそこに紫色の光の斬撃の突きを放ち冬将軍を美術館の外に吹っ飛ばした、激しい土煙とともに空に舞いあっがった刀や槍が舞う、そして柚希は必殺技である閃光鬼神撃の構えをとった、そしてそれを見た鬼姫もおなじように手に持ったアルセーヌコレクション 妖刀 鬼月から必殺技のイメージを頭で受け取りそして即座に必殺技である鬼神月光斬の構えをとった、そして冬将軍が襲いかかったその瞬間に柚希は閃光鬼神撃を放ちつつげざまに鬼姫は鬼神月光斬を放った、そして次の瞬間、上空で冬将軍は青白い火花を飛び散らせながら大爆発した、そして着地した柚希と鬼姫の2人は互いに刀を鞘を収めた、地面に剣や槍が次々と突き刺さる、来牙は「あのアルセーヌコレクションには必殺技が備わっていた、ひょっとすると快斗や真名のアルセーヌコレクションにも必殺技はあるのかもな」と言い去っていく、そして朝焼けが満ちていく、そして鬼姫は鬼月を抜くと朝焼けに刃をかざした、それは勝利を確信したからだ、だからこそ朝焼けに勝利の刃をかざしたのだ、柚希が言った「朝焼けに勝利の刃をかざせ」という言葉を鬼姫はみごとに体現してみせた、そして一夜が明けた、生徒会会長である鬼姫から雪女である私、雪羽への誤解はどうやら無事に解けたらしい、今回の一件で一番苦労したのは氷河だ、創生と創造の力で冬将軍の襲撃を受けた刀剣美術館を修復したらしく一夜明けてからは私の料理をまるで飢えた狼の如く食べていた、さすがにアルセーヌコレクションの管理を自分でしているとはいえかなりの負担になっているのは確かなようだ、鬼姫は「あなたは月の書、快斗はビリーザキッド、真名はジャッジメントアイ、私は鬼月、同じ力とは思えないわね」と言った、どうやら星熊童子の力はちゃんと制御できているらしい、そしてそれもアルセーヌコレクション 妖刀 鬼月のもつ力のおかげだろう、そして私は鬼姫に「柚希の勇者の鎧を身に纏った姿、あなたにはどう映ったのかしら?」と問いかけた、鬼姫は私に「綺麗だった、蒼く白く輝く鎧は洗練されていたし、勇敢だった」と素直に感想を述べた、そしてこれから快斗、真名とともに孤独な暗い迷路を彷徨い続ける運命を背負うことにはなったのだが今の彼女なら大丈夫だろう、柚希が私と鬼姫のもとに歩んできた柚希は私に「今回は私一人で正解だったよ、鬼の力の共鳴反応でまさか冬将軍の因果すら断ち切るとはね」と言った、そう柚希の言う通り閃光鬼神撃をくらった冬将軍はその自らの因果すら断ち切られたのだ、しかもそしてその時の放った閃光鬼神撃は鬼の力の共鳴反応で数倍ちかくまで威力が跳ね上がっていたのだ、私は柚希に「すごいわね、あなたが何故、勇者として戦うのかはあなたの剣に聞いたほうがはやいからね」と言った、そう勇者として柚希が戦うのかは何故戦うのかは剣に聞くしかない、実際、黒歴史の遺産である月の書の力を受け継いだ雪女である私が言えた義理ではないのだ、そしてその頃、退魔士の学園の修行場で日本刀を振るう一人の退魔士の姿があった、赤色の髪に炎のような深紅の瞳、全身を赤色とワインレッドの制服に身を包む彼女こそが酒呑童子の血とその力を受け継ぐものそして何よりも伊邪那美家の血筋の退魔士であり私の仲間である伊邪那美祭羽だった、祭羽は「鳥取か、氷河も雪羽もアルセーヌコレクションの回収に頑張っているわね」と言いそして空を照らす太陽に手をかざした。

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