第3話 惑わして まやかして ひらり かわして

私、雪女である雪羽が快斗の高校に転入したのかには氷河からあることを頼まれたからだ、彼、氷河は欺くことは人一倍たけているがアルセーヌコレクションを保護するという目的までもビリーザキッドに変身した際に教えられていたからだ、学食の時間、ソーダのアイスを食べながら快斗に私は「あなた、これからすべきことは理解してる?」と質問した、すると快斗は手品で花を出すと「あちこちに散らばったアルセーヌコレクションの回収、あるいは適合者にアルセーヌコレクションを渡して託すだろ?でももしかしたら俺の親戚でこの学園の生徒会長のあいつも次に狙うのアルセーヌコレクションの適合者かもしれないだろ」とあっさりとしかも何というか惑わして まやかして ひらりかわして欺かれて言われてしまった、そう快斗と話していると教室から赤髪で緋色の瞳、赤色と青色の制服と青色と赤色のニーハイソックスを履いた女の子が私と快斗のもとに歩いてきた、彼女が快斗の言う親戚でそしてこの学園の生徒会長である、大山寺 真名である、そして私は彼女の瞳を見た瞬間、彼女が次のアルセーヌコレクション ジャッジメントアイの適合者であると見抜いた、彼女の持つ霊力や人を欺く才能は快斗と同等であることも、真名は私に「貴方、人間ではないようね、差し詰め妖怪の雪女ってところでしょうね」と早くも私の正体に気づいた、時同じくして氷河と祭羽は鳥取の倉吉の喫茶店でそしてその次のアルセーヌコレクションの適合者つまりは大山寺 真名 彼女について話し合っていた、彼女は神妖である狐の神妖である稲荷様の血と力を受け継ぎそして対魔士、大山寺家の血筋であることもだ、祭羽は彼女の後ろの名を興味を持っていた、伊邪那美家の場合、霊羽、雷羽、祭羽と後ろの名には当然のように羽という名がつく、だが大山寺家の彼女の名は後ろは真実の名を指す真名という言葉だ、そして祭羽は氷河に「貴方は今 この瞬間に全て賭けてみたいの ねぇ」と言った、何せ快斗は氷河をも欺く才能を持っていたことがきっかけで何よりも氷河のお気に入りの人物となった、そうそして何よりもだがまずアルセーヌコレクションに適合し最初から変身できる人間は数少ない、そしてそのことも考えてのことだが氷河は祭羽に「多かれ少なかれ人工的に漆黒の銀翼のメンバーを作ろうとした奴よりはマシだろう」と言った、そう黒斗達、漆黒の銀翼のメンバーをもとに人工的に漆黒の銀翼を作ろうとした科学者がいた、だがそしてその計画はコズミックフォースとチームアルヴァトロンによって未然に阻止された、そしてその計画の際には氷河の持つ大天狗となまはげの創生と創造の力を狙われたことがあったからだ、祭羽は氷河に「私、大山寺家に頭下げるのは大変だったのよ、対魔士のリーダーやる身では苦労は絶えないわね」と言った、アルセーヌコレクションを科学者に解析されるにしてもそれは氷河が心を許せる科学者でなくてはいけない、そして今は対魔士の里にいるドクター・ヴァーサゴ、おそらくは彼ぐらいだろう、そして時同じくして対魔士の里の研究室、ドクター・ヴァーサゴはアルセーヌコレクションについて研究報告書を描くのに日々、明け暮れていた、柚希は研究室で良き相談相手となっていた、ヴァーサゴは「よくもまぁここまでデタラメな力生み出したな、本当に使い手次第で世界の脅威になりかねないぞ」と少し笑うと柚希はヴァーサゴに「でもでもそれでも黒歴史の遺産よりかは扱いも研究しがいもあるくせに」と言った、そしてするとヴァーサゴは柚希に「だな、黒歴史の遺産は明らかにオーパーツでこっちは生み出されて間もない子どもみたいなもんだ、ちゃんと育てられる力を持つ奴がいるだけ救いはあるな」とそしてちゃんと育てられる奴というのはもちろん初めて生み出されたアルセーヌコレクションビリーザキッドに快斗のことだ、そしてヴァーサゴは「黒斗と氷河の2人特に氷河は月が出てれば間違いなく相手を倒せる、快斗、あいつは最初から気づいてやってたのか」と私と氷河そして快斗の戦闘の映像を見ながら言った、そう、相手が鬼武者だったとはいえ氷河と私は少しは善戦気味で最後の最後で決め手となったのは快斗のアルセーヌコレクションビリーザキッドの能力で鬼武者の認識から月が出ていることを認識から外すということだったのだ、そしてその為、快斗とビリーザキッドにみごとに欺かれた鬼武者は氷河の必殺技のキックの一撃で撃退され倒されたのだ、そしてこの時、すでに空には月が出ていたこともあり氷河は最高出力の必殺技を放てたのだ、そして学校で私は快斗と真名の会話を見ながら何処か私と氷河に似た何かを心のどこかで感じ取っていた、そしてそれはこの2人の心の暖かさであるような感じだった、そして快斗は真名にこう告げた「休みの日に倉吉の美術館に行かないか」と。

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