少しぞくぞくとした寒気のする祠で、少女は懸命に手を合わせます。少女の名は、三本初子(はつこ)。彼女は、親友の坂崎美羽(みわ)の病気の平癒を願っていたのです。その時、その祠の鏡から何者かが……。不思議な喫茶店、それに神の使いシリウス、美羽との少しシリアスなやり取りが魅力です。素敵な物語をありがとうございました。(メモ、長編31、連載中、13話迄読了)
描写が丁寧だなあ、と思う書き出しでしたが、どこかまのぬけたひょうひようとした女子が、その丁寧さにいい感じに対照的。