003 小説作りは独りSMプレイ

   23/8月/23

作中人物や筋を好き勝手思うさまなぶりだし、

ところがたちまち意のままにできなくなり、

疲弊ひへいにあえぐ我が身を今度はむち打ちののしりと、

いつかしら延々反復してしまうひとり二役プレイ──。


小説完結まではやめられそうもない脳内密室 看守 兼 捕囚の、

隠微な狂気沙汰──。



しかしいくら心底悪趣味とて

そんな体力続くわけないヘタレ婆さん、

ボケも悪化しヨタヨタ徘徊……もとい、脱出成功!

年甲斐もない完全変態になっちゃうのだけは、無事避けられたっちゅう。

ほんと、何が幸いとなるかわかりませんですねえ世ん中は。


おかげでタナボタ完成(?)したのが、001で触れた2作。

🔰百頭女たちのたいくつ & 🔰殺りに行く

この超超短か話は、こうした私の飽きやすさあってこそ出来上がったと思う。




才に疑問があるからこそ、

まずはビギナーはホットになっちゃあかんのだと痛感。

でなくてもお粗末な頭、無駄に酷使はダメダ~メ。

独りSMプレイに煮詰まったら即、

冷たい麦茶でも飲んで窓の外でも眺めなきゃ。


そう、。それも、


そしたら私の場合、作りかけがエンディングまで突然ひらめいちゃったと。

そして、何も小説は長くなくてもいいのだと、同時に気づいた。

のだと。



で、先日のは文章力もないから超超短く仕上げた。

なまじ添削しだせば、また変態プレーを繰り返すハメんなるから。



ただね、その代わり後回しできない疑問が生じた。

小説を短編だの長編だのとイージーシンキングしてきたけど、

もしや文学界ではそれなりの規定あってのことなのか?

としたら、こさえた自作2稿はどう分類されるものなのか?

との疑問は、後日回しにしとこう。


◆あの夏へ還らん海のひだたぐりよせ

◆あの夏を探す海のひだめくっては


これら2駄作のどちらがまだマシかって不毛な疑問に,只今はとらわれてる。


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